オヤジブログNo.126 - 説明書で楽しむSWSキットの醍醐味「その第3弾!!」ドイツ空軍双発夜間戦闘機 ハインケル He 219 ウーフー 最終回
掲載日:2023.3.7

SWS兄弟の皆さんコンニチワ!

ここ日本の京都では
 ようやく気温も上がり、野山には待ちに待った春の息吹らしきものを感じる季節となりましたが、みなさんお元気にお過ごしでしょうか。

説明書で楽しむSWSキットの醍醐味も
 今回はとうとう SWS32 He 219 ウーフー の最終回となりました。

この双発夜間戦闘機という大型機も、組み立ててみれば、さすがはドイツ空軍機、全身これ筋肉の塊のごとく、どこからみても獰猛な猛禽類そのものです。
 きっとあなたの完成品コレクションの中においても、美しいまでの異彩と殺気にも似た迫力、そして存在感を放ち続けることでしょう。

 このブログを見てムラムラときたあなたにこそ、今一番挑戦していただきたいキットです。

さて、ここでいよいよ胴体と主翼が合体、ウーフーの巨大な全貌が姿を現してきます。
合体工作そのものに難しい部分はありませんが、胴体と主翼の角度を正確に組み付けておかないと左右のフィレットが綺麗に収まりません。
ここは、いきなり接着、固定せず、例によって何度も調整をお願いします。
 そして胴体上面の外板と回転アンテナは、機体の全体塗装に備えて、取り外し自由にしておいた方が良い結果につながります。各部の点検ハッチも同様です。

▋さあここで夜間、高速で離着陸を繰り返すウーフーの巨体を支える降着装置に工作を進めます。

▋ご覧の通りウーフーの降着装置とは、シンプルな設計でありながら頑丈そのものの構造と機構が見て取れます。
また離着陸には欠かせない、安定した3点姿勢が無理なく取れるように配置された主車輪と巨大な低圧タイヤの組み合わせが搭乗員の安心感にも配慮されているのでしょう、ここにも極めて優秀な機体であったことが読み取れます。

いよいよウーフーキットのハイライト、
最終艤装に入ってゆきましょう。

▋エルロン、フラップ、そしてマスバランスやエンジンカバーなどなど、キット工作で一番楽しめる仕上げの工程に差し掛かりました。
ここからはたっぷり時間をかけてウーフーの威容と双発戦闘機の迫力を存分に確かめるのが、ここまで来たモデラーだけが持てる特権ですぞ。
 またラジエーターカウリングに装着するカウルフラップは開閉のどちらかが選べます。 閉じた状態を選択の場合は作動ピンをカットする加工が必要です。

▋ウーフーは戦闘機。よってプロペラは極限まで薄く、そしてシャープに仕上げてくださいね。但し、調子に乗りすぎて削りすぎは厳禁ですぞ。
また「FuG 212アンテナ」も32スケールキットでは許容する最大細心の再現に努めましたが、ここは真鍮線やパイプを駆使して自作をされるのもウーフーオーナーのあなた次第です。あなたの挑戦に期待しております。
 そして完成作品の仕上がりに、決定的な要素となるキャノピーの加工には、必ずたっぷりの時間を配分して、慎重にも慎重を期し、工作環境を整えた上で仕掛かってくださいね。
 また航空灯や翼端灯、防弾ガラスなども同様です。さらには細かなアンテナ類の取り付けも。 うっかり不注意で持ち上げて破損したあの悔しさは他人にはとうてい理解はできないでしょう。
 そんな時、私の絶望の叫び声で何度奥方から叱責を受けたことやらわかりませぬ。
ここまできたら焦りと急ぎは禁物です。 どうか「急がば回れ」の諺を心に唱え、無心の境地でただただ工作マシンとなられます様に。


駆け足でやってきました「説明書で楽しむSWSキット」He 219ウーフー編もとうとう今回で最終回となりました。

第二次大戦で、ドイツ空軍が生んだ稀代の傑作双発戦闘機「He 219 ウーフー」の勇姿が1/32 スケールという大きな存在となって今、あなたの目の前にその姿を現しました。
 戦争の道具とはいえ、人間と、その背景と希求が生んだ最高傑作の夜間戦闘機の姿とは、まさに歴史の証人そのものと言える存在ではないでしょうか。
 もしもウーフーが夜間戦闘機という航空機ではなく、何かそのほかの用途に開発されていたとすれば、私たちは全く違った思いをこの航空機に寄せていたことでしょう。
 ともあれSWSキットとしてあなたのお手元にあるこの航空機のキットに「生命」を与えてくださいますよう心から願ってこのブログを終了といたします。
 長いお付き合いをいただきありがとうございました。

次のキット案内まで、楽しみにお待ちください。

造形村 代表 重田英行


とうとう「夢」が実現します!!
開発着手から10年という歳月をかけた究極の航空機キットが
いよいよあなたのお手元に!!

ふるえる私の声、私の手とこの心を想像してみてください!!
ついにあなたとのお約束を叶えられる日がやってきたのです!!

キットの詳細は次号、次々号、次々々号にて順次お知らせいたします。
んが、
なにしろ開発着手、実機取材から数えて10年もの歳月をかけたキットです。
 故にその内容は、私自身もまだ信じられないくらいの凄さ素晴らしさなのですから、どこから、いや何から説明してゆけば良いのやら~~~~。

 寝ては夢、起きては夢と幻の中を彷徨い続けてきたこの十年間の力作です。

何よりあなたの喜ぶ声とお顔を心の支えに、造形村の開発部員を励ましながらやっとここまで来ることができました。

このキットのご予約は「2023年4月29日(土)~ 6月25日(日)まで」。

あなたの夢は 私たちの夢

どうか造形村の最新作「Fw 190 A-4」を期待してお持ちください!!


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