【造形村オヤジブログNo.081】さあ!!　Do 335を作りましょう!!　最終回

「もしもこの世に造形村が無かったら・・・・・・！？」

　私は今まで､世界中のたくさんのモデラーから何度そんな嬉しい言葉を聞いて来たことでしょう。

　そうですよね。もしもこの世に造形村、いやSWSキットが無かったら・・・。

私はこんなに幸せな気分でブログを書くことも無く、また皆さんにSWSキット
の感想や希望、そしてキット化の夢をお聞きすることもなかったに違いありません。

　また同時に、私の夢でしかなかった事を「退職金代わりに作ってみたら？」と
私の背中を押して、SWSキット構想の実現を励ましてくれた愛する美しい女房殿が居なかったら・・・。（ここ、聞いてますか女房殿～～!! 美しいですからね！）

　きっとSWSキットは、この世界に存在すらしなかったに違いありません。

SWSファンの皆さんと女房殿には、なんと御礼を申して良いやらわかりません。

　このブログの最終回にあたり、心からの御礼と感謝を申し上げます。

本当にありがとうございます。

　そして今、とうとうSWSキットのシリーズ第10弾として

　1/32 Do 335の新発売という嬉しい瞬間が迫って参りました。

　もう何も言うことはありません。後は、あなたのお手元にこの素晴らしいキットを
お届けすることができれば嬉しいと言う、そのことだけで私は生きて行けます。

　ホントです。本当に私は心からそう思い､そうなることを願っているのです。

ほら、今、あなたの後ろの何かが動きませんでしたか？もしかしたら電球が切れたり犬が鳴き出したり、いや、水槽の金魚が突然飛び出したりしたかもしれません。

　それらはみんな、そんな私の強い願望と念力が、あなたの周囲に影響を及ぼしたのかもしれないのですぞ。

そうです。

　今こそ「SWS Do 335を予約するのだ。」というあなたの決断を促す私の
いや宇宙の力なのですぞ！！　ホラ、また！！

■堂々たる完成度を示す３機のDo 335を前に、ついに到着したパッケージ
の勇姿が私の目に迫ってきます。（いいねえ～～～！この迫力と重量感！）

構想のスタートから約３年！！ついにDo 335が素晴らしいスケールモデルキットとなってあなたの元に羽ばたいて行く日がやってきました。

ところで皆さんは、スケールモデルキットを購入される場合

　どんなところに注目され、またどんな基準でそのキットの購買を決定されるのでしょうか。

　かく言うこの私は、つい先頃まで、もうなんでもかんでも手当たり次第にコレクションをしてきました。
　といいますか、どれをみてもどれを聞いても欲しいモノばかりなのですから、
ええい面倒だっ！！

　と、ほぼ全世界の全キット（航空機のみですが）を片っ端から購入して来たのです。

　それが今から５年前。
SWSキットを企画し始めてから、少しづつ私の心境と認識に変化が出て来ました。

　以前はキットをただ購入し､集めるだけの､単なるコレクターだったのですが、
キットを開発するメーカーの経営者となるとそうはゆきません。

　まず開発の基本であるキットとしてのコンセプトをまとめなければなりません。

何よりスケールモデルとしての再現には実機の取材も、正確な図面の製作も、
また金型の技術の他にも、そしてキットを発売するためには様々な要件や要素を
どれひとつとしても欠かすことは出来ないのです。

　スケールモデルメーカーとしてはごくあたりまえの事ばかりですね。

　そしてそれは、それらの全部がバランス良くつながっていなければ、キット
として発売する事などは到底出来ないと言う事でもありました。

それらの集大成がスケールモデルキットというものなのだ。

　SWSの開発に関わったことで、その事に遅まきながら気がついたのです。

　以来、どんなキットを見ても、どんなモノが発売されても、これをSWSキットなら、また自分ならばどのように再現をする？
　どんな内容のキットにしてみたい？　またその細部の表現やパーツ数はどんな感じで？説明書はどんな？デカールはどんな・・・・・・・etc etc

例えそれが限り無く時間がかかろうとも、経費の回収がとてつもなく困難な事で
あろうとも、そしてなんで今これがキットになるのだ。というモデラーがいても。

自分が欲しくて納得した上で、他のモデラーにも進めることができるならば・・・。

と言う目でしかそれを見る事が出来ないようになって行きました。

　不思議なことに、時間が経つごとに、もうSWSキット以外は欲しくなくなってしまったのです。

　その反動なのでしょうか。

自分なら、いやSWSキットなら、この機体はああしたい、こうしたい、これも
あれも・・・・。という、またあの熱病がぶり返してきたようなのです。
　そうです。キットを買うのではなく、作りたいという衝動が爆発しそうになっているのです。

■素晴らしい塗装済み完成作品は名手「小林さんのDo 335」です。素組２点
が今回、このブログで製作した私の試作完成品です。
　この３点とも来る2016年8月3日～6日開催の米国IPMSサウスカロライナ会場、造形村ブースにて展示をいたします。USAのSWS兄弟の皆様お楽しみに！

「キットの購入は価格の安さが一番だ。」

というモデラーには、残念ですがSWSキットは選択されないことも良く判ります。

　キットを安く作るには多くのことを諦める必要がありますが、私にはそれが出来ないのです。
　もはやキットの製作に充分な時間を掛けることが出来ない､自分の年齢の事もあるかもしれません。が、それ以上にキットの製作には、もっともっと愛情をかけて作りたいと思うようになってきたからなのです。

「キットの購入には、まずフォルムが優れていれば買いだね。」

「キットを作りながら実機が学べたり、知らなかったことに気がつければ良いね」

「しかも組立や工作そのものが楽しめるならば最高！・・・・。」

という、私の大好きなモデラーならば、SWSキットは自信をもってお薦めすることが出来ます。
充分な考証と、ぜいたくと呼べるほどの時間と技術をかけて作り込まれた物にしか
出来ないスケールモデルがそこにはあります。

そしてそれはそのまま私の希望や夢と同じだからです。

魔法の素材、プラスチックで、まるで本物のようなスケールモデルを作りたい。

　かけた価格の数倍以上の楽しさや手応えや喜びを感じて欲しい。SWSキットは
正にそんな私の心の表現物なのです。

■パッケージのサイズ「幅53㎝×縦33㎝×高さ12㎝！！」
（付属のデカールも素晴らしい出来映えです！！）

これが、この箱に入ったDo 335があなたの部屋に届くのです！
一機は組み立て用として、もう一機は保存用として、そしてもう一機は３０年後の楽しみとして。
　あなたの心の中にずっとSWS Do 335は棲み続けることでしょう。

楽しきかなスケールモデル！嬉しきかなSWSキット！

それをあなたにお届けする光栄に、私の心が躍っています！！