■おっと仮組中の32 Do 335の横に見えるのはSWS 32のP−51D マスタングです。これも以前、まだキットが発売される前に私が試作したものです。今日は335との大きさの比較に駆り出されました。
Do 335の巨大さに驚くか、それともP−51Dのコンパクトさに感嘆するか。正にここはモデラーの醍醐味ではありますね。
さあ! 今回のオヤジブログでは「DB 603エンジン」の組立をご紹介しましょう。
もうすでに、SWSキットを一機でも組み立てられたモデラー、あなたなら、よお~くご存知の通り、この335キットでもモデラー諸氏の期待に 違わぬDB 603エンジンが前後に2基付属いたしておりますぞ。
異形の機体構造に載せられた液冷最強のレシプロエンジンの姿とは。
ドイツ ダイムラー社が誇る液冷倒立V12気筒エンジンが1/32スケールでついにDo 335に蘇ります。
そのエンジンと来たら、単基での排気量がなんと44510cc!
一体どんな爆音をあげてこのエンジンは起動するのでしょうね。
また
まるでエンジンを串刺しにしたという、その奇っ怪な姿と発想に、勝るとも劣らぬこのエンジンへの興味深さを、造形村はいつもにもまして正確な再現に正面から挑戦してきました!
今回も実に見事な完成度を示す、エンジンの組立キットとしています。
なお、このブログでは、私の独断で、あえてこのキットに付属する組立説明書の組立工程とは違う工作順序でキットの組立方法を紹介しております。
故に、普通では行わない工作順序と工程でブログは進行しております。
くれぐれもモデラーの皆様には、必ずキットに付属している組立説明書を参考に、順序よく工作を進めて頂きますようお願いいたします。
※なにしろ、私達は開発メーカーの担当者です。
毎回試作キットの試作には、まともな説明書もまだ無く、また試作キットゆえに部品もバラバラ、精度も甘く、そのうえ試験生産品ですから部品の表面には 「離型剤」という難物までもがべたべたという状態なのです。
(発売するキットにはこのような事はありませんのでご安心くださいね。)
それを何機も何機も組み立てるのですから、もうパーツの形状も組み付けも自然に頭に入っているという訳です。
だからみなさんは決してこのブログのような工作を真似してはなりませんぞ。
さてさて随分早足でしたが、DB 603エンジンの組立はいかがでしたでしょう。
え?「もう俺は腕が鳴ってしかたがないぜ!」ですって。
それは素晴らしい!!
そんなあなたのために造形村はこのキットを完成させてきたのですから、その言葉は開発メンバーにとっても何よりの、そして本当に励みとなりますぞ。
次回はコックピット、そして主翼の工作へとコマを進めて行きましょう。
それではまた!!
造形村 代表 重田英行