オヤジブログNo.042 ウーフー編 第五話

SWSファンの皆さんこんにちは!

6月に入れば、ここ日本ではあのうっとおしい梅雨の到来まっただ中のはずなのですが、どうしたことか今年は毎日爽やかな天気が続いています。

米国の竜巻、ヨーロッパの洪水、その他異常乾燥による山火事と、皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか。くれぐれも異常気象にはご注意を願います。

オヤジブログNo.042 ウーフー編 第五話

- 目次 -
■さて、いよいよお待ちかねのSWSキット「He219ウーフー」の発送が、ご予約順に始まりました!
■名残惜しいのですが、今回にてSWSウーフーのブログは一旦終了となります!
■SWSウーフーの攻略本も同時発売です!
■さてさて長らくSWSウーフーにおつきあいいただきありがとうございました。

さて、いよいよお待ちかねのSWSキット「He219ウーフー」の発送が、ご予約順に始まりました!

日本国内へは6月15日頃までにご予約分全てが発送完了と聞いています。
また海外への発送も同時進行しておりますが、何分その距離と、また税関通過の関係から、今しばらくの時間がかかるものとお考えください。

ともあれ、もう程なくあなたのお手元にSWSウーフーは到着いたします。
いましばらく、もうあと少しの間、楽しみにお待ちくださいね。

おっと中にはもうすでにキットが無事到着し、その内容を確認しながらこのブログに目を通しておられる方もあるでしょうね。

いかがでしょうか?造形村SWSウーフーの出来映えは?

当時He219ウーフーが何故このような外形形状を持つにいたったのか。いよいよあなたはSWSキットウーフーを組み立ててゆく事により、その神秘的なまでに研ぎ澄まされたウーフーの秘密の全てを知る事になります。

もはや機械を越えた存在。

それは驚異的なまでの美しさと機能を備え、言わばアートの領域にまで達したとさえ呼べる存在感であなたに迫ります。時間が経つと共に、きっとあなたの興味を独占してしまうことになるでしょう。

どうかSWSキットオーナーにだけ許された特権と醍醐味を心ゆくまでご堪能くださいね。

何はともあれ、あなたのお手元にSWSウーフーのお届けが出来て本当に良かった!

また心配していたあなたのウーフーは、無事にご自宅の玄関を通過出来たようですね。

例によって奥方様等による厳重な監視網の通過も、あなたの入念なる全ての事前準備が功を奏したからなのでしょうか。何ごともなかったこと、まずはめでたしめでたしです。パチパチパチ!!

心なしか今は、あなたのそのポーカーフェイスにも自信がみなぎっているようですぞ。

但し、同じ方法は今後、2度と使えないことを肝に銘じておいてくださいね。
今回のは、単なる運が良かったからとも考えてくださいね。壮大なるSWSキットコレクション大作戦においては、自信過剰こそが最大の敵ですぞ。
また隠密作戦はそれが成功した直後こそ、一段の緊張が必要なことも。

気の緩みと慢心には、くれぐれもご用心ご用心。

でないと、ちょっとしたことから作戦にほころびが生じ、芋づる式にコレクション全体が危機を迎えてしまうことにもなりかねません。ここは厳重なポーカーフェイスの持続と更なる厳格な情報管理を心がけてくださるようにお願いいたします。

くれぐれも日本海軍が喫したミッドウエイ惨敗の轍は踏んではなりませんぞ!

ともあれ今後続々と開発が進むSWSキットの全貌から見れば、ウーフーなんて、ちょろいもんだと考えるのが大切な事です。

第8弾、第9弾と今後のSWSは、冷静なるあなたをして前後不覚、驚天動地、驚喜乱舞の渦巻く歓喜の嵐の中にぶち込んでしまおうという企画が進行中ですから!!

夢夢、ウーフーなどは前菜の中の小さな一つの料理と思し召し、来るメインディシュの中にこそ本命が連続するものと覚悟を決めておいてくださいね。

私など、それを考えるだけでもういっぺんで食欲さえ落ちてくるほどですからっ!

実はSWS。ここからがすごいのですぞおおお~~!!! 

次号では、このブログにて開発機体名称当てクイズをお出しいたします。どしどしあなたからの驚喜乱舞のごとき喜びの回答を期待しております。

名残惜しいのですが、今回にてSWSウーフーのブログは一旦終了となります!

さて、さて、あなた自身によるこのSWSウーフーキットの初見はいかがでしたでしょうか。

SWS第6弾に相応しい出来映えだったでしょうか!

もしかしたら、もう早々と組み立て工作をスタートさせて、私よりも先の段階をがんがん進まれている方だっておられるかもしれませんね。すばらしぃ~~~!!

今回のこのブログでは、最終組付け段階として、胴体と主翼の接合工作をお見せしたいと思います。

32スケールのキットなら、いやSWSならばこそここまでが可能となるその全体と部分。

見れば見るほど、知れば知るほどハインケル博士の卓抜したその才能の一端に触れる思いがいたします。

それはもはや神秘的というか、魔法のようなというか、正に幻想的で魔術のような外形デザインの機体の中に秘められた、人智の塊のような飛行機こそがこのがHe219なのではないでしょうか。

さあ今こそ、SWSキットでしか成し得なかったハインケルHe219 ウーフーが見せる見事な機体構造美の数々を、あなた自身の手で、そしてありったけの感性で心ゆくまでお楽しみください。

ここは京都にある造形村本社の私の執務室。
そう、とは言ってもSWS開発チームから見れば拷問室みたいなもんかもしれません。
その拷問、いや、私の仮工作台に胴体と主翼が完成いたしました。 パーツ工作のみとはいえ充分にウーフーの凄さ、素晴らしさが伝わってきます。

実機通り、主翼が胴体にピタリと収まる様は見事なまでにウーフーの生産工場の雰囲気を味わうことが出来ます。
キットが乗っている台は、パーツ成型用に私が自作した切削台です。 プロペラのピッチ表現などのように注意が必要な削り作業にはとても重宝いたします。よろしければ販売用を開発しましょうか?

こちらは後部からの一枚。
今回私のこの工作は、試作品ランナー3機分を使用しての試作となりましたから、パーツの色も試作時によって成型色もバラバラです。また、一部モールドにも改修などが入っているため、販売用キットのパーツとは異なる場合が有ります。

これらのパーツが全て完成できれば3機のウーフーが出現いたします。
単にパーツ数だけを聞けば相当な時間と手間を要するように感じますが、なんのその組立加工の楽しさを思えば楽勝です。それより、ウーフーの神秘を自分の手で解き明かすかのような喜びに心がふるえますぞ!

初めはウーフーのその巨大さにビックリしておりましたが、こうして工作に親しむにつれ、意外にもサイズが気にならなくなってきました。私の老眼のせいもあるのかもしれませんが、1/32サイズならではの精密感や細部まで再現しきった構成美を味わうためにはこのくらいの方が楽しめるような気がいたします。

いやあ~!どうですか、当たりに漂うこの構成美というか生物感というか、工作を進めてきた本人でさえ、この何とも言えない充実感に、思わず頬がくずれてくるのを禁じ得ません。
時間を止めて、いつまでもこの場面を見つめ続けていたくなること請け合いです。

それにしても私。ここまで来て、実はウーフーのことはその外形上の事を含めても、ほんの一部しか知らなかったんだということを改めて再認識させられる事になりました。 

まさにウーフーを知らなかったことを知る、キット工作の連続になりました。

いやそれどころか本当は、ウーフーについて殆ど何も知らなかったと言っても良いかもしれません。

このキットを組み始めて、改めてウーフーの再発見の喜びに浸っているところなのですから。

ウーフーにめっぽう詳しいあなたでも、このSWSキットを組まれたなら、きっと新しい発見の連続に、改めて驚かれることでしょう。

いや~! 本当にウーフーは美しく、そして神秘的な素晴らしい飛行機ですね!

SWSウーフーの攻略本も同時発売です!

「毎回SWSキットが発売となる度に楽しみ!」と、世界中、多くのSWSキットファンから熱い声援とご支持をいただくSWSキットの攻略本が、ついに機体キットと同時発売が出来るところまで追いついてきました。

今回のウーフー攻略本も、その期待度に違わず、素晴らしい内容があなたを直撃することでしょう。

実機情報は、スミソニアン博物館に現存する修復中のウーフーを、豊富な取材写真と専門家による詳細な解説で余すところ無く披露。
実は本の中の写真にも、取材中の白作業着に身を包んだ造形村SWS開発チームの姿が撮影されています。
ぜひ彼等の姿も探してみてやってくださいね。(開発者N、T、そしてKです。)

更にキットの組み立て解説では、基本的な工作手順から細部の仕上げのコツや注意点までを披露。

また例によって、世界中のすご腕モデラー3名による珠玉のような完成作品とその工作ガイド記事などが満載となっています。

おっと隠れた人気コーナーとなっている「小説」も見逃せませんね。

ウーフーの詳細図面も1/48スケールのものが別途ついて、この価格は納得の一冊ですね!

ぜひキット工作のガイド本として、また貴重なHe219の実機資料本として、そしてまた、あなたの飛行機コレクション全体を高める恰好の資料財産としてお買い求めください。

これがSWSウーフーの攻略本だ!!
「見てから買うか、買ってから見るか!」
もはやSWSキットのコレクションに無くてはならない強力なアイテムとなりました。実機取材による詳細な写真からキット工作の手順やコツまで、やはり、SWSキットには、攻略本を見てから作るのが正解のようです。

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さてさて長らくSWSウーフーにおつきあいいただきありがとうございました。

いよいよ次回のこのブログからは、注目の日本機SWS1/32「三菱 雷電」に突入いたして参ります。

私が声帯ポリープの手術で入院していたあの暑い夏の日、ベッドに横たわる病院の窓の外。真っ青な私のまぶたの中を急上昇してゆく黒い編隊機がついに実現するのです。

ずんぐりとしたスタイル。ボリュームある各部の造形など、当時の日本機にはない珍しく日本機ばなれしたそのデザインは、実は最も日本機らしい雰囲気と美しさを持った飛行機だったのです。

途中、どうしても更に手を入れておかねばならない!と一人私が力んでしまい、設計から金型までもを再挑戦するという身勝手なアクシデントもありました。

しかし、そんな遠回りをした結果もあるのでしょうか、自分でも身震いをしてしまうほど素晴らしくカッコ良い「雷電」が完成しました。

同時期に平行で開発していたSWS P-51Dマスタングの流麗な外形デザインに一歩もヒケを取らないどころか、極めて日本的なその美しさは、改めて日本機の持つ優雅な設計思想が反映されているものだとの確信のようなものが沸いてきて一人嬉しくなって来ます。

そして近日!! 1/32。究極のスケールモデルとしての雷電がついに出現いたします!!

もしもあなたがSWSキットはまだ未体験ながら、熱烈な日本機ファンとおっしゃるならば、絶対にこの雷電は強くお薦めしたい造形村快心の一作です。

日本人デザイナーの開発ならではによる日本機の真の美しさも、どうか併せてお楽しみくだされば幸いです。

これから北半球は熱い夏がやってきます。くれぐれもモデラーの皆様にはお身体を大切に健やかにホビーライフをお過ごしくださいね。

では次回のこのブログで!!

それまで皆さん さようなら

造形村 オヤジ 重田英行

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