SWS1/32 Ta152オーナーの皆様こんにちわ。
いよいよ世界中のTa152ファンが待ちに待ったその時がやって参りました。
もうすでにあなたなどはその大型の黄色いパッケージを開いてしまい、その中身を隅から隅まで一部始終、それこそ吟味に吟味を重ねておられる最中かもしれませんね。
蒼空を切り裂き、眼下に迫るB-17編隊に向けて今にも急降下で攻撃を仕掛けそうな緊張感のあるイラストです! | 本社企画室フロアにてパッケージデザイン選定会開催。SWS開発陣全員一致でRLMイエローのデザインに決定! |
どうですか? SWSのTa152キットの出来映えは。 前作、震電からの進歩の跡を発見していただけましたか? それともまだ2機目だから。と、第三弾の次回作品に希望をつないでいただけましたでしょうか。勿論、次もサイコーですぞ!!
いやいや、それともあなたは、まずは今作りかけのキットに一段落をつけてからの楽しみとばかり、そのTa152は小包のままの姿で楽しみに棚の上にでも置いておられるかもしれませんね。でもでも目だけでも通して見てくださいね。それが私からのお願いですから。ささ、今すぐ包装紙を破りましょうぞ!!
おっと!そこのあなたは、楽しみにクリスマスまで取っておく気でしょうか? さっきからにんまりしたまま棒立ちではないですか! ならば、それには特大の靴下が要りますよ。 サンタさんまで自分でやってしまうなんて、なんてキューティーな方なんざんしょ!
ま、何はともあれ、まずは気になる奥様からの用事や、お小言を片付けておきましょうね。年末の買い物にもおつきあいをしてくださいね。そんな普段からの地道な努力と精進こそが、なにを隠そうSWS第三弾という獲物の獲得に何よりも重要な要素になりますからね。
気を引き締めて頑張ってくださいね!!
そう、そこでこれからここで私が書くことこそは、私の60年来に渡る、模型飛行機の蒐集という趣味継続のためのヒントと極意と秘密です。
ご用とお急ぎでなければぜひこの一文をご一読のうえ、いつまでもいつまでも楽しく、且つ戦略的に模型飛行機の趣味を続けて行けますようご活用くださいませ。
おっと、無論、あなたにだけは今回に限り無料でお教えいたしますね。
趣味を続けるとは言っても、そこは単にやり続けているだけでは能がありませぬぞ。
出来れば、あなたをとりまく周囲、関係者から理解され、周知され、はたまた祝福もされた上に尊敬までされて行く。 そうでなければ、こんなに素晴らしい趣味そのものが、その場で泣き崩れてしまうというものでござりまする。ね。
どうか両耳をかっぽじってじっくりとお聞きくださいね、ご同輩。いや先輩達も!!
まずは私の極意を並べる前に、この趣味が周囲にどのように映っているのかということを知っておく必要がありますぞ。
そこで、それでは次のうちから模型飛行機の製作、蒐集という趣味が、周囲からどのように映っているか、また理解されているのかをあなたの経験と認識に正直に従って選んでいただきたい。(ま、ここはあくまでも私の個人的な考えでありますから、お気軽にお試し下さいね。間違っても、いつものようにネットの上で袋だたきにしたりはしないようにね、あれって結構悲しんだりしてますから私だって。)
それでは行きますぞ!!
「はっ!!??」と、なんと! ここで私のうたた寝の夢が・・・覚めてしまいました。
いや~~~~~~いい夢だったな~~~~~。
ところでご同輩。あなた自身は、私が見ていたこのうたた寝の中の1~5まででどの番号に属していると思いましたか? え? 5番!? そんな~! 冗談は抜きにして!!
きっとこの中のどれかにあなたも入っているはずですよ。だからその位置をしっかりキープして、ますます盛んで幸福なHMMを私と一緒にやり続けて行きましょうね。
さあお待ちかねの極意です。心の準備はよろしいか? 途中で逃げちゃだめですよ。
ご両親、奥様 (もしもここでダンナって言う人がいたら嬉し) 兄弟など、家族に好かれることがまずは何よりも大切です。 彼等とは決して論争などをしてはなりませぬぞ。
それどころか、時々はお小遣いなどをあげる。 いつも誉める。いつも笑顔で接する。でなければいけませぬ。 細心の注意、薄氷を踏むようなあれ、そうあの感じです。
特に奥様には特段の注意をせられるべし! 仕事以上、趣味以下。でもよろしい。
が、喧嘩などめっそうもありません。しかもそれに勝ってしまうなんて!!
それはまるで核兵器ICBMのボタンを押すに等しいことでありますぞ。奥様ともし喧嘩、いや、論争になってしまったなら、必ず最期には「さすがは君、素敵だね!」とかなんとかはぐらかし、必ず勝ちは相手に譲らなければいかんのです。
負けるのです。しかも上手に。間違っても負け惜しみの一言など絶対に言ってはなりませんぞ!!
これはもう、各国の憲法の条文に必ず入っているかもしれない重大なことなのですから。
妻には勝たない。
この揺るぎない決意、太古からの教訓、そして神からの教えこそ、SWSを、コレクションを円満にし続ける事が出来る最低の条件なのですから。
また、ここは各種の国家試験などに出るかもしれませんから、メモを取っておくとよいかもしれません。
何ごともあなたが円満に、存分に、かつ満たされながらSWSを楽しむためです。
信じるのです、そして耐えるのです。 その辛苦の大きさこそがSWSでの喜びを倍増するのですから、当然の犠牲、いや、当然の対価ですぞ。
もしも誰かから、あなたに頼まれごとが来たならば、もうそれは絶好! 即SWSの到着の知らせが前もって来たようなモノですぞ! いかなる場やいもニッコリ笑顔があるのみ! 間違っても聞こえるような舌打ちなどするものではありません。
どんなこともすぐやるのです! 「喜んで!!」が合い言葉です。 苦労がなんですか! 苦労の内容こそが、その重さや大きさや困難こそが、あなたの存在価値ですぞ!!
家中の掃除など朝飯前! すべてはお任せ下さいの心です! 風呂掃除? んなものSWSの改造工作に比べたら軽い軽い。でしょ? 玄関から階段、部屋という部屋の隅々まで、模型製作で鍛えた技とアイデアを駆使して見せるチャンスではないですか!
頑張りついでにガレージとその辺の落ち葉も掃除して、犬の散歩、それが済んだら猫にも餌をやって深呼吸。 おっと金魚鉢の金魚さんにも餌をやりましょうね。
すっかり日も暮れて、あなたの身体には心地良い疲れと、傷だらけの手指があるかもしれません。
だからこそ
驚き、感心し、猜疑心の塊になって突っ立っている奥様がそこにいたら、今日はもうそこまでで充分。 ついに神が細部に宿ったのですから。
すかさずここであなたは言うのです。「君が喜んでくれるのが一番嬉しいよ。」
どうです!そのときの奥様の勝ち誇った・・・いや、慈愛に満ちた、どのように彼をあなたをねぎらって、ここはお仕舞いにしようかと、考えを巡らしている様子ときたら・・・・。そう、そうなんです。ここが肝心なのです。ここはただ、ありがとうという簡単な言葉だけでよいのです。なんたってもう神は家中のそこかしこに宿っているのですから。
これ以上の言葉は、それこそやぶ蛇になりますからご油断めされるな。
しこうしつつ、この後だからこそあなたは戦いに勝利にして凱旋してきた兵士のような面持ちで、ゆっくりと、あくまで泰然とした振る舞いながら模型工作に入れるのです。
気を落ち着かせ深呼吸。もう誰も何もあなたの邪魔をするものはいません。悠然と、かつ粛々と、見事に巣に籠もってゆくことが出来るって言う訳です。
間違っても、SWSの入った荷物を大事そうに小脇に抱え、脱兎のごとく、しかもドタバタと一直線に巣ごもり急行などは絶対にしてはいけませんぞ。
んなことをしたら、みすみす敵に「はは~ん?また何かプラモを買ってきたな?」とモロに極秘作戦も何も、見事に全部がばれまくってしまいますからね。
ノルマンディーへの上陸が何故大成功したのかを思い出されませ。
先は長いのですからご同輩、ゆめゆめご油断めさるな!
今日の講座はここまで。またいつの日かにお楽しみということで。
冗談はさておき、造形村がSWSの第二弾としてTa152開発を告知してからこの一年間、本当に長い間お待たせいたしました。
また、到着のその時まで、ひたすらお待ちをいただけたあなたこそ本当のSWSファンの姿でございます。その勇気と粘り強さに、造形村を代表して厚くお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
そして、もう早くも開封されて、充分に吟味をされた皆様、SWSの第二弾Ta152キットの仕上がりはいかがでしたでしょうか。
ルフトヴァッフェ、いやクルトタンク博士最期の実戦戦闘機。プラスチックで再現されたまるで本物のようなプラモデルを作る。というSWSのコンセプトが充分に内包されておりましたでしょうか。ぜひ同封のアンケート用紙にて皆様のご意見をお聞かせください。
いずれ「SWS Ta152コンテスト」や、ファンクラブの例会開催の告知なども正式なアナウンスがあることと存知ます。 どうかこんどこそは万障繰り合わせて皆様のご参加をいただけますよう、私自身も心から熱烈なる楽しみにしております。
また、前作「1/32 震電」の攻略本のご購読もありがとうございました。
実機やキットの魅力に極限まで迫る。 これ一冊で、震電の実機、キット、SWSのコンセプトそのものまで徹底攻略できちゃいます! |
実機取材の際には必ず、機体を汚したり傷つけたりしないよう、新品の作業着やデッキシューズなどを装備して臨みます。 |
博物館に眠る、唯一の現存機の写真とその解説を始め、実機の開発背景からプラキットの製作秘技の公開、更には震電コンの入賞者作品、そして震電の架空戦記までこれでもか!という充実の内容です。
お風呂上がり、くつろぎのお供に。 また寝入りばな、良い夢を見るためのガイドブックとして、ぜひ造形村出版部の力作をお楽しみ下さいね。勿論、当然、造形村では同シリーズの第二弾としてTa152の攻略本も、目下鋭意編集中です。
エンジンカウルを開けていただきました! 想像以上にとても重く、一人で長時間は支えきれないほどでした。 実際の整備では支柱などを使用したと思われます。 |
Ta152の胴体を隅々まで徹底的に調査します。小さいパネルなどどんな隙間も見逃しません! 木製尾部であるだけでなく、胴体延長プラグから木製であることも判明しました! |
そこには幻の現存機の写真をはじめ、震電攻略本と同様キットの製作秘技の数々、そして注目すべきは海外の一流モデラー陣の手になるとっておきの製作記事までが満載の予定です。(これは見ものですぞ~)
Ta152ファンをはじめ、すべてのWWIIファンに贈る2011年初頭を飾る造形村コンセプトノートの真骨頂本です。 どうぞお楽しみにお待ちください。
さてさてこのへんで本題に。
開封時「堅すぎる。」と、さんざんな評判(?)のパッケージを渾身の力で開封し終えたあなた。
え? もう汗びっしょり? おおお~。もしもそんなあなたなら、ここはキット製作にかかる前に、まずは病院に行かねばなりませんが、本当にお身体、大丈夫ですよね?
そんなあなたはまず、どこからこのTa152の工作に入って行かれるのでしょうか。
そう、私はまず「プロペラの工作」から入ります。 このプロペラさえ自分のイメージ通りに仕上がれば3、4日は安心して眠ることが出来るからなのですが、貴兄に置かれましてはいかがでしょうか。 オット、その前に。 場合によっては一部その裏側にヒケが出来ていることがあります。いつものように、慌てず騒がず、にっこり笑いながらパテで丁寧に補修してくださるあなたに拍手と感謝です。
まずこのプロペラ。ユンカースVS9という、実物は例の木製です。ほら、金属製に比べてどこか柔らかなラインが特徴的でしょう。そんな味までを考えて入念に仕上げて欲しいのです。 それが思い通りに仕上がれば、もうしめたもの。
ロールアウトしたてのTa152をイメージした金属素材剥き出しの「メタル貼り」作例。 第一回震電コン「社長特別賞」を受賞されたマイスター小林様の作例です! |
VS9強化木製プロペラや各補助翼の布張り表現など、金属素材との質感の違いも再現! もちろん表面モールドや内部メカはキットを活かして過剰な工作は一切ナシ! |
続く、Ta152の心臓部とも言うべきユモ213エンジンの仕上がりが見えて参ります。
このエンジンの工作も、あなたならその精巧さに、きっと楽しんでいただけるはずです。
インターネットを覗いてみれば、海外の飛行機模型のファンサイトにもちらほら工作報告が載るようになってきました。みなさん本当に楽しそう。お一人お一人のTa152が、その人ならではの感性と工夫と技術で見事に現代に蘇って来ております。
Ta152攻略本用に作り起こされたH型の原型機「Fw190V29」! 製作は「フォッケウルフと言えばあの人」な例のお方によるものです♪ もちろん主翼下面のパネルラインも再現されています。 |
エンジンカウルは取り外し可能。 機首上面カウルもヒンジを自作して跳ね上げられるよう追加工作されてますが、やはり基本的にはキットを活かすだけで十分だそうです! |
いや~~!それにしても、同じ内容のTa152キットから、かくも多彩にして素晴らしい作品達が続々と生まれているなんて、本当に嬉しく、思わず感激で目が潤んできます。
お一人お一人、実際にお目にかかって、感想や、要望、希望や気になる点などを直にお聞きしてみたいモノです。 ところが!実は先日、なんと本当にそんな機会があったのですよ。遠くから日本の京都まで、イギリスはマンチェスターからジムさんというご夫婦が造形村の本社まで訪ねてくださいました。
英模型サイト「SCALE PLASTIC & RAIL」の運営者でもあり、自身も根っからの飛行機マニアでもあるジムさんが来日! 日英モデラーによるホビー文化交流実現です! | ヨーロッパのモデラー視点でSWSを語るジムさん。あくまで実機を忠実に再現しようとするSWSはヨーロッパのモデラーにとってまさしく待ち望んだものに違いありませんよね♪ |
SCALE PLASTIC & RAIL
スーツケースいっぱいの美味しい本場イギリスのクッキーと共に、自作の「SWS 震電」の素晴らしい完成作品まで、しかも機内荷物で、ご本人が大切に抱えて持参して下さいました。これがもしも「震電コン」に挑戦されていたならば、きっと入賞間違いなし!というべき素敵な塗装だったのですから二重三重の驚きでした。
日英ホビー文化交流の証として「震電英国カラーバージョン」を製作してくださいました! 海外モデラーならではの深みのある塗装表現が「蛇の目」に似合ってカッコ良い! | 「あたかも実機を組み上げるかのように」というコンセプトそのままに、金属の質感や吸排気による汚れなど、塗装表現だけでも十分使いこまれた実機感を演出することが可能です! |
しかもジムさん、その後約一週間、ぶっ続けで、私達と飛行機談義に明け暮れて、時差のとれないまま、また機上の人となってイギリスに帰国して行かれました。
いやはや、飛行機好きは世界中何処にいても同じなんですね~言葉もろくに通じない一週間でしたが、なんだかずっと昔からの親友と再会したかのような心地よい時間でした。
「ジムさ~~~ん!!早くお医者さんにいってね~~~~!!」
そうなんです。ジムさんと来たら、来日直前に膝の手術を慣行!そのまま機上の人になっていたそうなのです。 日本は靴を脱いで部屋に入る文化があります。そのたびに辛そうにしていたジムさんですもの、どうか一日も早くお医者様ですぞ!
また、朝から晩まで、ご飯もろくに食べないでみんなの飛行機談義につきあいをしてくださった、忍耐強い奥様シャーリーさん本当にありがとう。あなたのような人がいてくれたからこそジムさんという人に巡り会えることが出来ましたよ。心より感謝です。
ジムさんのホビーにとても理解力を示してくださっている奥さんのシャーリーさん。やはり、互いを認め、褒め、讃えあうことこそ、ホビーマインドを貫くのに必要不可欠ですね♪ | ボークス京都本社前にて記念撮影。こうして世界中にSWSの輪が広がっていきます! いつの日かまたジムさんのようにSWSに共感・共鳴してくださる方にお会いしたいですね♪ |
ともあれ、世界中の人、全部と実際にお目にかかれるわけもありません。もしもこのブログを見て、あなたも造形村のSWS構想に一言モノを言うという関心が出来ましたなら、開発機種希望、キット内容での要望、気になる点、気に入った点、こうして欲しい、ああしたらどうか、などなど、どんなことでも結構です。
下記のアドレスにどしどし意見をお聞かせ下さい。 お返事は保証出来ませんが、SWS開発チーム全員が目を通し、活力の元として使わせていただきます。
さあ、次なる作品は、いよいよあれですぞ。あれ! あれを3機予約。すると素敵なおまけもついてきますぞ。 今度のおまけももの凄いものを企画中ですから!
さあ皆様、今回のこのブログで学習した極意を使うその時がやってきました。
「ウイ キャン ドウ イット!!」の心意気がSWSの未来を決めるのです!!
京都より幸運を祈っております!!
ではまた。
造形村 代表 重田英行
商品名 | フォッケウルフ Ta152H-1 |
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発売日 | 2010年11月27日(土) |
価 格 | ¥ 9,500(税別) |
仕 様 | インジェクションプラスチックモデル ※本金型、クリア含む4色成型、要接着剤 |
パーツ数 | 182点 |
サイズ | 全長 約338mm、全高 約133mm、全幅 約452mm |
備 考 | 本商品の組立てには接着剤が必要です。 |
- 完売御礼 -