SWSファンの皆様、スケールモデルファンの皆様コンニチワ!
春ですよ春! 春こそホビーシーズンの到来ですぞ!!
ここ日本の京都ではすっかり日々の気温も上がり、日本人の心の花である「桜」の花が咲いたかと思えば、今はもうツツジの花がうっすらと色づいて開花の時を待ち構えています。
またあの目も覚めるようなツツジやサツキの花が京都の街に彩りをそえてくれる嬉しい季節となりました。
皆さんがお住まいのところではどんな春がやって来ているのでしょうね。
散り際の美しさ見事さに、私達日本人の心情を代表する「桜」の花が今年も咲きました。
プラモキットの収集とその工作を趣味にして早60年。
私達造形村がお届けしているSWSキットも含めて、航空機のプラスチックモデルキットの組立工作には、各社各様の「キットの味」というものが存在すると私は思うのですが、皆さんはいかがでしょう。
キットの味って?
そうです。食べ物や音楽にも、いろいろな味や味わいがあるように、プラモキットの出来映えやキットの工作にも、「前味、今味、そして後味の3つの味」があるのではないでしょうか。
キットの「前味」とは、そのキットが開発されて発売になるまでのあの待ち遠しい期間や、その開発過程に思いを馳せながら、じっと発売情報を待つ、期待感に溢れた時間のこと全てと言えばお判りでしょう。
実機の資料や歴史を調べて工作の準備をしたり、どんな塗装にしようか、装備や改造などを検討したり、また完成したときは何処に並べようか、いやいやいっそ今度のキットはそれが完成したらコンテストに出してみようかいな。
などと神をも恐れぬ重大決心に、まるで少女のように悩み抜くという、あの狂おしい期間の味と味わいのことでもあります。
だから、そのキットの情報が掲載された雑誌広告の同じページを何度も何度も読み返したりもしますよ。
ほらほら、次のSWSのニューキットは1/32 Ta 152 H-0ですからね。
■待ってました!! B-24の大編隊に挑みかかるTa 152 H-0の勇姿を見よ!
素晴らしいパッケージアートは、ビンツェンツォさんの手による書き下ろしです。
またつい買い漏らしをしてしまい、以前から気になっていたキットがとうとう手に入るめどが立って、いよいよ手元に届くまでの期間もそうですよね。
更に、行きつけのお店の棚に、探していたキットを見つけたのは良いが、たまたま現金の持ち合わせが無く、やっとの思いで予約品として取り置いてもらったあのキット。
そうあのケースの時だってそうでしたよ。
私にとっては愛おしく希少で大切な予約の品が、間違って他の人に売られてしまったと聞いたときの怒りと悲しみは、経験した人にしか判らないことでしょう。
ああ~今頃あの子は何処でどうしていることやら・・・。
後悔先に立たずとは、まさにこの事です。
私など、その悔しさを寄りによって奥様に八つ当たりをしてしまい、被害と災難を倍増させてしまった苦い思い出が1つや2つ・・・。
いや、実は手足の指を総動員しても足らないくらいありますぞ!!
それはあなたもでしょ? あなたにもあるでしよ! きっとあるはずだ!!
寝ては夢、起きてはうつつ幻の・・・。てなもんでしたな、それは。
しばらくは寝付かれない夜に、枕を濡らしたもんですよ。ご同輩。
まさに「前味」とは恋心にも似て、良いことばかり、美しいものばかりが頭の中をぐるぐる回り続けるのが特徴であります。
「ああ~苦しい。やりきれないこの気持ち。」
「どうすればここから逃げられるのだあ~~~おしえて~!!」
プラモの「前味」とは、かくも恐ろしい物なのでありますぞお~~。
ところで皆さん! 次のSWSキットの新製品はTa 152 H-0ですぞ!
これも「前味前味」。
■Ta 152 H-0
左後部から見たH-0。モックアップながら、この形状がそのままキットのフォルムに再現されました。
■Ta 152 H-0を上から見る。
この形状こそが多くのドイツ機ファンの心を掴んで離さない!
実に美しい主翼、そして胴体のバランスではないでしょうか。
■H-1からH-0に。
燃料タンクを装備しないH-0の主翼下面のモールドも詳細に表現。
■機首カウリングの形状にご注目。
取材により放熱ルーバーの再現を新金型に追加。
その他、胴体カバーなどにもH-0らしいモールドが施されました。
■キャノピーも全面的に新金型にて再現です。
電熱ヒーター付防弾ガラス、また側面三角窓には洗浄液のモールドもより実機に近い形状となりました。
■胴体中央から操縦席、そしてキャノピーまでもこのとおり、細部から全体の形状まで、SWSキットならではの再現性にご注目ください。
まさに塗装にも力が入ろうというものです!!
■そして機首のアップ。
このカウリングと胴体カバーの中には、ほれぼれするような Jumo 213エンジンが静かにその起動を待っています。ユンカース社製のVS 9木製プロペラの力強さにも圧倒されてしまいます。
■スミソニアン博物館に長期取材敢行! Ta 152 H-0の魅力を極限まで追及!
さらに詳細を究めたSWSキットがついに発売になります。
先発のH-1に加えて、H-0の要素を可能な限り追加装備。
ドイツ機ファンのあなたに相応しい内容となっています。オヤジが自信を持ってお薦めいたします!!
Ta 152 H-0キットの特徴(新モールドまたは追加部分)
●エンジンカウリング・機首形状・プロペラ・主翼モールド・キャノピー・ランディングギアその他、
H-1とH-0の形式の違いとその表現にご注目を!
●発売…8月頃予定
胴体の前後に、強力なDB 603エンジンを二基装備するという、ドイツ空軍の超大型双発戦闘機
Do 335キットの全貌がついに明らかになってきました。
32スケールでも、その完成サイズはなんと前長433㎜・全幅431㎜・そして全高は156㎜!!
実に堂々としたその体格に、周囲が圧倒されてしまいます。
パーツ点数は目下の予定では、341点!
このキットでも透明パーツによる外装を通して内部構造やメカニズムを完成後も外から観察することが可能となっています。
発売まではまだしばらくの間、時間がかかりそうですが、キットの基本構造とそのモックアップが完成してきましたのでご紹介をいたしましょう。
■これがDo 335の最終モックアップの全景写真だ。
前後に装備されたDB 603エンジンの懸架方式と、主翼、操縦席の構成など特異な形状ながら、恐ろしい性能を発揮した本機の特徴が見事に再現されている。
■牽引と推進。
前後に装備されたプロペラと、その延長軸と軸受け。また、そのスピナーの形状が微妙に異なることに注意。
燃料タンク、各部の隔壁の表現、車輪の格納状況等等、実機取材の成果がいたるところ随所に現れています。
ただ、SWSキットの例によって、組立工作は驚くほど楽に、また綺麗に仕上げることが出来ます。
ご期待ください。
■DB 603エンジンと前部プロペラ
正確に再現されたエンジン架と、それにDB 603がしっかりと懸架される様子は、まさに実機を組み立てるがごとし。
環状ラジエーターのモールドやその組立方式も、あなたをしてスケールモデルの新境地にいざないます。
■コックピットの完成度の高さにもご注目!
インストパネルの彫刻、操縦桿、バッテリー、ラダーペダル、その他サイドパネルに装備された各種の補機類の一つまで忠実に再現。
勿論、MG 151機関銃、そのマガジンの取り付け部、隔壁の彫刻など見どころと興味満載です。
■頑丈なランディングギアはそのまま頑丈に再現!
脚注のデザイン、取り付け角度、補機類の再現、そしてその収容方式までがDo 335ならではの様式と構造で再現されています。
勿論、タイヤとホイールのデザインも見どころです。
いかがでしょう。造形村SWSキットならばこそ、ここまでの再現に挑戦ができたのではないかと考えています。
あなたのドイツ機コレクションとして、このDo 335は必ずや強力で大きな存在感を示してくれることでしょう。
ただ、まだこれら複数の写真は、モックアップでしかありません。
キットでは、さらにこの形状や表現に磨きを掛けて仕上げを試みております。
発売まではまだしばらく時間がかかります。
どうかあなたのスケールモデルの「前味」としてSWS Do 335の完成を楽しみにお待ちください。
なんとあの名手「小林直樹氏」による「メタルワーク講座」が開催!
同時に、ドイツから来日。
ウッシ社のアレクサンダー グラス氏には「木目デカールシートの貼り付け加工方法」を伝授していただくというビッグチャンスです!
この機会にぜひご来場ください。尚、私の話も少しだけ時間を頂きました。
そしてなんとその翌日。
5月24日(日)には、都産貿にて開催のホビーラウンド13の会場でも下記の様に同様のイベントが開催されます。
そしてSWSキットにいよいよ本格的ジェット機が加わる瞬間が迫ってきました!!
ジャジャジャジャアア~ン!!
驚きのその機種とは!??
そうです。それはわたしのこのオヤジブログの第5話の中にいる愛しいあいつですぞ!
双発エンジン、複座、それに~~~~!!
もうあなたならお判りですよね!! そうアイツですあいつ!!
あいつが1/48のSWSキットになって出現するのです!!
すごいことになりますぞおお~~~!!
ではまた次回をおたのしみに!!
造形村 代表 重田英行
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