あるときは艦上からまたあるときは酷寒の山岳地帯をかすめそしてまたあるときはジャングルの空に最も頼りになる奴と呼ばれた「空飛ぶタフガイ」
A-1JはA-1Hから大きな改修は施されておらず、主翼の折りたたみ機構やアレスティングフックもそのまま残されている。空軍型への改修点は細かなアンテナ類が主で、コクピット斜め後方にFM622のホイップアンテナ、AN/ARN-6ラジオループコンパスアンテナ後方にUHF用ブレードアンテナが増設されている。また、胴体下面、エアブレーキ直後には通称“タオルハンガー”と呼ばれるVHF/FMアンテナや、垂直尾翼上端のACL(衝突防止灯)の直前にブレードアンテナを装備した機体もある。
更に東南アジアの未舗装滑走路での運用を考慮して尾輪は直径の大きなものを装備し、主脚のホイールも1ピースタイプに変更されている。左右主翼端の下面のタキシングライトや、初期スカイレイダーでは未装備だった"ヤンキー・エクストラクション・システム"を装備しているのも特徴だ。勿論SWSのA-1Jでは、これらがもれなく再現されている。
ベトナム戦争を語るうえでは欠かすことができない機体、三色に塗り分けられた特徴的なSEAスキームの勇姿。是非あなたの卓上にSWSで再現してほしい。