IPMS テルフォードに参加のため、私達造形村のSWS開発メンバー5名は開場日の二日前にバーミンガム空港からあこがれの英国の土を踏みました。
入国審査では「何しに来たのか?」と聞かれて。「IPMSのイベントに来た。」と応えると!! なんと「飛行機のコレクションは何機くらいなの?」と聞き返されてビックリ!!
「数千機!」と応えると! にっこり笑顔で判子をポン!と押してくれました。
いやはや驚きました。そして同時に嬉しくなりました。
そう、我々は、世界最大の飛行機模型のイベント参加にはるばるここまでやって来たのですもの。
意外な場面で意外な歓迎に心がふと軽くなります。
それにしても日本の関西空港を飛び立ってから、途中ドバイを経てなんと空路22時間!! やはり英国は遠い遠いところでした。
本社地下駐車場で荷物を積み込み京都駅へ向かいます。関西空港からドバイ経由ではるか英国まで約22時間!
IPMSテルフォードではどのような出会いが待っているのか、今から期待と不安でいっぱいです!
それでは、行ってきまーす♪
おまけに眠い目をこすりながら最終到着地のバーミンガム空港に降り立てば、あいにくそこは黒々と重い雲がたれこめて、冷たい風が吹く空からは小雨まで降っています。
「おお~!ここが英国、バーミンガムかあ~!!」
予想外の寒さには一瞬たじろいだものの、さすがはご当地、空港周辺でさえ、見るモノすべてが英国の気品がただよってくるようです。
レンタカーの荷室いっぱいに荷物を詰め込んで、さあいよいよ5名の珍道中が始まりです!!
まず今日の目的地。目指すは5日間お世話になるホテル「Mercure Telford Madeley Court Hotel(マーキュア テルフォード マドレーコートホテル)」です!!
事前の調査によればそこは空港から高速道路で約40分の距離。
我々とSWSの完成品を載せたフォードのSUVは快調にエンジン音を響かせながら高速道路を飛ばしています。
そういえば、今回の旅行中、なんとここ英国では高速道路の通行料が一切無料なんですねぇ~!!驚きです!!
しかも道路はかなり綺麗で整備も行き届いています。
これが日本だと、すぐに数千円の料金が掛かる距離でも、こちらではスイスイどこまで走っても無料! タダなんですもの!
さらに驚いたのがこれっ!「ラウンドアバウト」という交通スタイルの究極の形です。
道路と道路が交差する交差点に、無粋な信号設備やイライラする信号待ちの時間などが一切無いのです!
なんとここでは、交差点を中心に進入してくる車は全部右回りにまわりながら、すいすいと目的方向の道路に走り抜けて行くのです。
なんて頭が良いのでしょう!! なんて走りやすいのでしょう!!
これなら交差点ごとに、赤信号に従っていちいち車を止めることもなく実にスムーズに目的地に走って行けるのです。
現に、ホテルから会場まで、いや、殆どテルフォードの道路では車を止めることなく目的地まで行けてしまうのです。
我々も初めこそ、その快調な回転テンポに戸惑ったモノの、しばらくするともうこの便利さの意味が判ってきました。 なにしろ日本では、私が毎日自宅から会社まで、通勤に走る距離はたったの18㎞なのに、日によっては40分から1時間も掛かってしまうことがあります。
そう、日本の都市部ではいたるところ、50メートルごとに信号機があり、殆どその赤信号にひっかかってしまうのです。 少し走っては信号で停止。また走っては停止の繰り返しがあたりまえです。 もうすっかりそれに馴らされてスムーズに走ることなどあきらめていました。
が、ここテルフォードでは違いました。同じ距離がすいすい十数分で走れてしまうのですから驚きです。 しかも英国のドライバーときたら、その走行速度が結構ハイスピードなんです!
道路の多くはかなり狭い道幅なのに平均速度は4、50マイルも出ているではありませんか。
これにも初めは随分驚きましたが、そのテンポになれてくると俄然走行が楽しくなってきます。 十分に注意を払いながら、快調に先を急ぐことが出来ました。
うう~~む。英国のドライバー恐るべし!!
老若男女問わず、みんなかなりの飛ばし屋さんばかりじゃ!!
しかも日本と似て、ここ英国でも通行中の多くは小型車。 低排気量ながらきびきびと走らせるのが英国流なのでしょう。 われわれの車の真後ろには、いつもいらいらした車がピタリと車間を詰めて迫っていました。
そんな車には道を譲るに限ります。 だってテルフォードの郊外の道と来たら、それはそれは美しい景色が広がっているのですから。 英国に来て、この景色を楽しまずに一体何を楽しめというのでしょう。 広大な畑を縫って走る田舎道の情緒のあること!
またその道すがらに点在する幾つもの農家やレストランも実に英国の雰囲気が伝わってきて、心までうきうきするような景色です。
小さな街角を幾つも通り過ぎれば必ずそこには小さな教会がありました。また普通の家屋もほとんど全てがレンガ張り造り。 まるで絵の中から抜け出てきたような可愛さです。
レストランでは本場の英国料理も楽しむ事が出来ました。
ローストビーフにヨークシャープディング、それにローストポテト、それにスモークポテトと黒ビールがあればもう満点!
英国風の落ち着いたパブやレストランはその雰囲気の良さもあってもう、どこも美味しさ爆発の連続です!!
IPMS例会が始まる前日、もうすでに私達全員はすっかり英国ファンになってしまっていたのでした。
さあ!次回はいよいよ開催前日の造形村ブース準備の様子をお届けします。
広大な会場に広がるブース机の多さと賑わいに大興奮する造形村メンバーの運命やいかに・・・・!!!
期待してお待ちください!
実は私。明日から韓国ソウルで開催する自社ドールイベントに出発いたします。
帰国までしばし時間をいただきます。
ところで、前回のこのブログでご案内した「SWS次回開発キットの機種名当てクイズ」はもう御覧になられましたでしょうか。
昔、ボークスからレジンキットでも発売していた、あの名機がついに1/32 SWSで、究極のキット内容で蘇ります!!
ぜひ、あなたのご応募をお待ちしております。
造形村 オヤジ 重田英行
SWSへのご意見や質問、ご要望があればどしどしお聞かせください。