造形村がある、ここ日本の京都にも晩秋の訪れを告げる冷たい風が吹き始めましたがSWS兄弟の皆さんにはいかがお過ごしでしょうか。
まさかコロナ疲れ、いや中には夏バテぎみの兄弟がおられるかもしれませんね。ここは私のブログで皆様のホビー心をガンガン揺さぶってまいりましょう。
どうか晩秋という絶好のホビーシーズンをSWSキットというこれまた極め付きの航空機キットの工作であなたの鋭気とやる気を呼び起こしてください。
また南半球のSWS兄弟なら、いよいよ待望の春の到来ですね。
大地の息吹とともにスケールモデラーの魂も新しい瞬間を迎えて、その工作意欲も活性を始めることでしょう。 春の陽気に誘われて休んではなりませぬぞ。
ともあれこの地球の住人にして、旺盛な知的好奇心の塊のような諸兄にSWSキットがもたらす貴重な時間はまさに宝物。 ご一緒に楽しんでまいりましょう~~~~。
オヤジブログへのリンク:No.38、No.39、No.40、No.41、No.42
さあ~これをみてムラムラと全身に闘志がみなぎってきたあなたは紛れもなき本物のスケールモデラーかもしれませんぞ。
(おっと物陰には奥方の目が! それを恐れていては始まりませぬぞ。「なあに~ここらで在庫を片付けるのさ。」とかなんとか、明るく口ずさむのがモデラーの正しい姿です。)
その反対にすっかり意気消沈、その余りのパーツの多さにゲンナリしてしまったあなたならこれを機会にどれかお気に入りのSWSキットに改めて挑戦されることを強くお勧めいたします。
説明書を読み下し、十分な予行演習を積み重ねて工作に臨めば、意外や意外、その味わい深さとともにまるで実機を組み立てたような不思議な感覚に酔いしれることができるというものです。
ともあれ「ホビーは愛 心の支え」そのものなのですから。
ウーフーを名機たらしめるに大きな要素となった「ダイムラー・ベンツ DB 603」エンジンの工作は、簡単なようで意外と手間取る場面が多く存在します。その第一は安易にパーツを切り出してしまわないということです。 実は左右、前後と、よく似た形状のパーツが多く、一旦バラバラにランナーから一度に切り出してしまうと、どこにどうそれを接着すればよいのかが判らなくなってしまう恐れがあるからです。
くれぐれも説明書のイラストとパーツ、その組立順序を頭に入れて、必要なパーツのみを切り出し展開安置して、ごちゃまぜにならないよう工作するクセづけをしてください。
くどいようですが、パーツの上下、前後、表裏、そして接着位置とその角度には厳重な注意と何度もの仮組が必要です。
特にベテランモデラーになればなるほど、工作の経験と慣れからくる急ぎ足の工作で、ついには思わぬところで痛い目に合うことになります。ここはあなたの読解力、想像力、そして寛容さと忍耐力にプラス、落ち着いた工作スピードのコントロール力が物を言うと思し召し、このウーフーキットが生まれて初めてのプラモに挑戦するような気持ちと慎重さで工作を進めてくださいね。
そして
DB 603エンジンの完成を目指し、何度も説明書を確認理解して、あなたらしい丁寧さとたっぷりの時間をかけていただければ、これだけで立派で見事なエンジン模型が出来上がります。
特に注意すべき箇所は「3−1 E~F」また「3−1 H」のエンジンの防弾板の裏表の取り付け。
更に「3−1 I」のラジエーターシュラウドの工作と取り付け、そして「3−1 J」の排気管シュラウドの工作周辺の工作が一層の慎重さを求められます。
ここをクリアすればほっと一息、美味しいコーヒーでも入れてその余韻を味わってください。
接着には「流し込みタイプ」を中心に、極小パーツの場合は普通の粘着性を持った「プラ用接着剤」を併用しながら位置と角度に注意をしながら正確に組み立ててゆきます。
さてさていよいよ神秘に包まれた双発夜間戦闘機「He 219 ウーフー」の工作が始まりました。お手持ちのあなたのウーフーキットも、あなたの工作開始の時をじっと待っていることでしょう。
またすでにもう見事な完成作品にウーフーを仕上げていただいたあなたなら、あのときの苦労と喜びと感動をもう一度味わっていただければ嬉しいです。
次回このブログではコックピットから胴体の工作へと進行してゆきます。
秋の夜長のひとときが、あなたとあなたの「He 219 ウーフー」キットとの楽しい探求の時間となることを想像しつつ・・・・。
では次回のこのブログまで・・・・・・。
造形村 代表