オヤジブログNo.040 ウーフー編 第三話 コックピットの工作

オヤジブログNo.040 ウーフー編 第三話 「コックピットの工作」

- 目次 -
  • ■ SWSウーフー購入時の注意喚起3箇条とは。
  • ■ 今回は、前回のDB603エンジンの工作に続き、特徴有るウーフーのコックピット周辺の工作に入りたいと思います。

こんにちは!

寒空の中にもかすかに春のきざしが見える今日このごろですが、SWSファンの皆様にはいかがお過ごしのことでしょうか。

またSWSウーフーの先行ご予約に、日本国内はもとより、世界中から沢山のご注文をいただきましたことを開発チーム全員を代表して厚く御礼申しあげます。 

ありがとうございました!!

まずは日本国内に向けて5月末のお届けを目指して最後の努力を重ねたいと思います。
同時に世界中のあなたにも5月末頃より逐次船積みと出荷を急ぎますので、何卒もうしばらくのあいだご辛抱をお願いいたします。

遅くなりましたその分、素晴らしいSWSキットになりましたぞ!!
SWSウーフーの発売を期待してお待ちくださいね。

尚、ウーフーのパッケージ箱のサイズは縦53㎝×横33㎝、深さ14.5㎝と、先行のSWSスカイレイダーキットのそれとほぼ同じです。
とは言え、かなり大きな箱となりますので、ものすごく目立ちます。いやむしろ目立ちすぎると言ってもそれは過言ではありません。

つまりそれは
敵? いや奥方様側などからの偵察索敵機または防空レーダーなどの網にかかり易いと言う事を意味いたします。

どうか呉々も厳重な警戒と隠密突破のための事前準備を今からお願いいたします。

え?私同様、あなたのこの趣味は奥様公認ですって?そうですかそうですか。それは素晴らしい。
そんな幸福なあなたには今回のこのブログは無視していただいて結構です。作例の写真のみお楽しみくださいね。

心配なのは、そうではない大勢のあなたのことです。

なぬ!!? そんなあなたが、まさかこのブログまでを奥方様と一緒に見ているなんてことはないでしょうね。
もしもそうならば、いますぐそれを禁止してしまわなければ取り返しのつかないことになってしまいますぞ。

ほら、古来よりこの日本では、くわばらくわばらという言葉はこのような場合を指して使って参ったのですから。
それは正にくわばらくわばらの見本のようなものです。

更に、私の経験上、以下に述べるような不注意な言動は、たちどころにSWSウーフー購入作戦の崩壊と、あなたの大切な趣味、ひいてはあなた自身の破滅を招くことにもなりかねません。
よって、より一層の慎重な言動と、規律有る生活態度こそが今こそ必要であることをご確認めされませ!!

要するに、勝つまでは欲しがりません。というあのことですよ!

尚、あくまでもこれらの注意喚起は、日本のオヤジ、日本国内向けのものです。
日本以外にお住まいの方は、自国の現実と実情に合わせて活用、または参考のために聞き流してくだされば幸いです。 

また、すでにスネに傷を持つ、愛すべき諸兄の皆様ならば、ここは名誉挽回のためにも、積極的な逆利用をお薦めいたします。
ただ、それにより、万一あなたの身の上に何が起ころうとも、またどのような惨状が招来されようとも、当方は一切の責任を負いませんので、そこのところだけは何卒よろしくお願いいたしますぞ。

 さて、SWSウーフー購入時の注意喚起3箇条とは。

その1:急に奥様やその他、ホビーに対して厳しい意見を持つ人達に向け、やたら優しい言葉やわざとらしい話題を持ちかけたりすること。
いけません。往々にしてそれが命取りになるのです。もう私など、この50年間に何度死んだ事やら。
ここ暫くは、努めて普段通りの生活を送りましょう。
馴れないまま不用意に、妙に優しい言葉や態度を周囲に振りまくにはそれなりのわけが・・・・? 
と、全てがバレバレとなってしまうということを、今一度ここでしっかりと肝に銘じて行動しましょう。
勿論、なにげない日常の会話にも注意ですぞ。出来るだけホビーに関連させた話題は避けるのが賢明です。壁に耳あり、障子に眼ありですぞ。
ご用心、ご用心!!
少し冷たいくらいに冷静さを保つ。今はこれしかありませんな。これしか。
うっかりSWSウーフーを手にするところなんぞを想像して、思わずニンマリなど、とても危険な行為ですぞ。
その2:懺悔のつもりでする、意味薄弱な突然のプレゼントなどもここしばらくは厳禁ですぞ。
くれぐれも敵側の強力な暗号解読システムや危機管理能力をあなどってはなりませぬ。
特に意味の無いプレゼントなど、そうでなくても目立つ行為はスグに探知されるものと心得ておく方が安全です。
そう、くれぐれも馴れないことは初めからやらぬ事。それが鉄則ですぞ。
ついうっかり仏心なんぞを持ち出して、ガラにもないプレゼントをしてしまうなんてぇのが一番ヤバイのです。
「ん?なんで今頃プレゼントなの?何なの?」と相手にそう勘ぐられるすべての行為はしばらく厳禁でゆきましょうぞ。厳禁で。
古来より「生兵法は怪我の元」というではありませぬか。
自分だけSWSウーフーを買って喜ぶなんてイケナイ。と考えることのほうがイケマセン。
それはあなたにとって何より活力の元になるものなんですから!
常に心の中では堂々としていましょうね。堂々と。
その3:お酒が入るその時が、実は一番アブナイのです!
アルコールの力をあなどってはなりませぬ。特に家族団らんディナーなどの席。
お互いほんのりとお酒が回り始め、話題の途切れた頃が正に危険ゾーンそのものなのですぞ。
間違っても相手からのこのような言葉、そう
「あなた、この頃、妙にうきうきしていない? また新しい模型かなにかが出たの?」
と、笑顔で相手が来たその時が、陽動作戦発動と正しく捉えなければイケナイのです。
陽動には上手なオトリ作戦で煙に巻くしかありません。 
「そう、もう模型はやめようかと思ってるんだ。」とかなんとか。 
すると相手は必ずこう来ます。
「え?やめてしまうの?それはもったいないじゃあないの。だってまだ作っていないのが沢山あるじゃあないの。」
そこで更にトドメの一発!
「ああ~だからそろそろ他の趣味に・・・・・。」といかにもまた初めから違う趣味に向かうかのように・・・・・・。
「ええ~?!また違うモノに・・・!?」
私はこの手で、いまも堂々と模型収集を趣味の真ん中におくことが出来ておりますぞ。
いかがでしょう。参考になりましたでしょうか。
え?そんな古くさい手なんぞ、もうずっと前から使っているってですって?
それはそれは、そうですよね。で、なければあなたがわざわざこのブログを読むこともないでしようから。
でも、ここが肝心。
大事の前の小事とは正にこの事を言うのですぞ。
ともあれ今の私は心の底から、あなたの得意の、そうあのポーカーフェイスに期待しておりまする!
Go Go がんばれオヤジ!!

■ウーフーコックピット周辺パーツ
最小限のパーツ点数ながら、組み立てればかなりのディティールを示すパーツの群れ。
左右のパネル、正面の計器盤、その他、小さな部品表現が当時の最強夜戦機の緊張感を醸し出しています。

 さて今回は、前回のDB603エンジンの工作に続き、特徴有るウーフーのコックピット周辺の工作に入りたいと思います。

操縦席という重要部分にしてはパーツ40点と、数は少ないのですが、それでも組み上がれば写真の通り、なかなか複雑な構成要素を見せてくれる部分ですから、各パーツの取り付け角度に注意して慎重に組みつけて行くのがコツとなります。

また、パイロットと航法士を搭乗させる場合は、操縦桿やレーダーモニターを覗くフードなどが邪魔になりますのでこれらのパーツの接着工作は後回しになります。

更に塗装工作を省略して説明しているこのブログでは、機首のレーダー基部までを接着工作していますが、この辺のところはあなたのいつもの手順で進めてくださいね。

それより一刻も早くSWSウーフーを楽しんでみたい日本国内のファンの皆様に向け、近日中に「説明書」の見本を実費で頒布いたします。
ご希望の方は、今すぐ下記宛先まで請求してくださいね。

サンプルとは言え、SWSウーフーのこの説明書、まるでHe219の全てを解説するかのような内容にて、とても見応えがあるものですぞ!!
実際、キットを買わない人でも、これを見たら、きっと買いたくなってきますからね。

頒布方法
・全国の ボークスショールームホビースクエアにて、実費200円にて頒布いたします。
・説明書サンプルがなくなり次第終了となります。
郵送でのお申込み
300円切手を同封の上、下記住所までお送りください。
【宛先】
〒600-8862 京都市下京区七条御所ノ内中町60
造形村 「SWSウーフー説明書サンプル」頒布係

【お問い合わせ先】 電話:075-325-1171 / メール:sws_dept@zoukeimura.co.jp

■ウーフーパイロットの仕事場
手のひらの中に広がる、その先進的なコックピットの出来映えを御覧ください。
作例ではパイロットを搭乗させないため、シートベルト有りの座席パーツを組み付けています。

■右側面から
サイドコンソールパネルに刻印された各種レバーやスイッチ類に注意。
実は造形村ではより詳細なSWSキット開発のために、実機、本物の計器盤をヨーロッパの収集家から購入。
実物そのものを横目で見ながら万全の再現を試みました。

■こちらは左上方から
操縦系統の操作ロッド類や、トルクチューブなどを見ることが出来る。
右側側面の電気配線系統のパイプなどと併せ、ウーフーの機体設計がいかに先進的なデザインで設計されていたかがわかります。

■スケルトンモデルを右上方より
強大なDB603エンジン二基をかかえるような力強いフォルムがハインケル博士の意志を想起させます。
胴体中央には燃料タンク、斜め銃、そして両主翼には胴体下部にある機関砲への装弾装置が見てとれます。
重厚な中にも、いかにも軽快さを感じさせるデザインです。

■スケルトンモデルを右前方より
電気系統のパイプが整然と走る機首の造形美にご注意。圧搾空気のボンベ、レーダー配線なども実に詳細に再現されている。
勿論、3点姿勢が取れるように本キットには、頑丈なダイキャスト製の脚柱パーツとウェイトも最初からセットされていますから安心です。

■こちらは左後方よりコックピットを臨む
操縦系統の操作ロッドが機体後方まで一直線に伸び、パイロットの意志が、また空中機動の操作が適確に伝わる様子が想像できる。
写真右端の燃料タンク内にウェイトを仕込んで3点姿勢を確保再現します。乗員の乗降用ステップにもご注意。DB603エンジンも眩しいですなあ。

■左正面、上方から
防弾パネルから覗く照準器、リヒテンシュタインレーダーの基部、そして非常にコンパクトにまとまったウーフーの操縦席のその機能性に、さすがはハインケル博士の非凡さが光ります。SWSキットならではの豪快なウーフーモデルの真実をご堪能あれ!! 

■左下面から
このSWSキットを実際に製作するあなたには、未だかつて見たことも無いウーフーの姿をここまで詳細に知り、そして見ることが出来るでしょう。
いや、あなたなら、これを基に更に素晴らしい完成作品を製作されるのではないでしょうか。挑戦のし甲斐があるキットだと私が保証いたします。

■左後方上部から機体全体を臨む
ピン!と力強く張った両翼に、がっしりと組み付けられた強力な2基のエンジン。そして胴体下部と両翼に潜ませたMG151、MK108重機関砲の咆吼する重武装こそ、「真夜中の狩人ウーフー」の底知れない恐ろしさを物語る。

いよいよあなたはその最新にして最高のHe219ウーフーの本格的スケールモデルを手にする時を迎えるのです。

今しばらくご期待の上、お待ちください。

さあ、次回のこのブログでは、いよいよ発売となるHe219キットを更に心ゆくまで楽しんでいただけるよう準備される、20種にも及ぶ充実したエクストラパーツの先行案内をさせていただきましょう。

それはそれで、32ウーフーともなりますと、エクストラパーツとは言え実に圧巻ですぞ! お楽しみに!!


春とは申せ、まだまだ肌寒い日が続きます。
どうか皆様には健康にはくれぐれも注意をされ、SWSウーフーキットの獲得成功のDディに向け、隠密作戦ならぬ、楽しくも嬉しい忍従一路の毎日をおくられますことを心よりお祈りいたしております。

ではまた!! グッドラック!!

 

造形村 代表 重田英行

 

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