航空機用レシプロエンジンの最高傑作「ライトR3350」が御覧のとおり詳細なディティールと正確な構造表現を施して最終的な完成OKが出ました。
SWSスカイレイダーの最大の見せ場であるエンジン本体の工作が楽しめると同時に、複雑、そして巧みに配管された排気管の造形の妙と、その工作も存分に楽しんでくださいね。
ただし、このエンジン部分の工作は、慌てて完成を急ぐのは絶対にお勧めできません。
慎重にパーツ合わせを何度も行い、完全にその部位や工作過程を丸暗記してから最終接着をするようにしてくださいね。
万事ボリュームのある1/32スケールサイズとは言え、やはり飛行機の心臓部。精密な部分です。慎重に、そしてじっくりとその存在感と構造を味わいながらゆっくりと完成の過程を楽しむ。 それにより、このR3350の完成は、きっとあなたの飛行機コレクションの中でも忘れられないベストモデルになるに違いないのですから。
そして時間と腕に覚えがあるならば、この上にあなたの手によってに更なる「配管、配線」等の追加加工を施せば、それはもう信じられないくらい、リアルなスーパーモデルになること請け合いです。
だって、そのまま素で組んでも写真の通りの精密感タップリなのですから、手を入れれば入れるほど、それはそれは空恐ろしいほどの完成度を示します。
え?じゃあお前はどうするっ? ですって?、、、、、、、ううう~む!?
最近、ど~うにも老眼が進行して、、、、、ぶつぶつ。
よし!なら素でも良いから社員に強制的に組んでもらうとしましょうか。
それはそうと
内緒の話ですが、このエンジン。実は造形村設計者のいたずら心で、なんとエンジンシリンダーの内側にはピストンとコンロッドまでが刻印されているんですよ!
勿論、お遊びですから始動はしませんが、購入されたらぜひ、そっと確認してみてやってくださいね。思わずニンマリとしてしまいます。
「誰がこんなところにいたずらをした!?」と、この際、無粋なことは言いませんが、もっといたずら心が旺盛なモデラーがエンジンのカットモデルを作ってしまったらどうするの?? と私は、本気で心配してしまいます。
そして、エンジンが胴体の主要構造物、ファイアーウォールにがっしりとマウントされる実機通りの描写も見逃さないでくださいね。
もし万一、あなたが本物のスカイレイダーを所有されているならば、きっとこの部分を見るなり、優しくほほえんでこう言ってくれるはずです。
「オウ!これはこれは実に良く出来ているね!」 と。
しかもまた、そのエンジンが胴体に取り付けられている微妙な角度にも注目してくださいね。
無論、エンジンカバーをしてしまえばそれらは殆ど見えなくなってしまいます。
が、SWSシリーズ独特の価値やその工作の醍醐味は、まさにそこに存在しているのです。
そうです。飛行機の外観デザインこそは、その機能を実現するための構造や装備の方法、そしてそれらが設計者のアイデアによってまとめられた結果決まってくるからです。
何故スカイレイダーがこのような外形デザインをしているのか?
そんなあなたの興味や想像は、SWSキットを工作して行く事によって次々に自分の目と手で解明して行けると言うわけです。
そして工作者であるあなたの脳裏には、それがどのような過程を経て完成してきたか、という工作の行程やその光景、苦労した事柄がはっきりと記憶されています。
その余韻と心地良い疲れ、そして完成の喜びが渾然一体となった、正にSWSキットでなければ得られないあなたのスカイレイダーが完成するのです。
さあ~! 発売までもう少し!それまでしばし楽しみにお待ちください!!
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発艦サインを送る「男前のパイロット」はもしかしたらあなた自身かもしれませんね?
そんな物語が今始まろうとするかのような臨場感いっぱいのフィギュアの制作は、造形村のボス、「圓句昭弘」がかくも素敵な立体物に完成させてくれました。
世界的に有名なフィギュアモデラーの手になる作品だけに、ピタリとコックピットに収まった姿勢描写と、精巧なヘルメット、そしてパイロットそのものの表情までが見事に捉えられています。 その視線の先には誘導員の姿があるのですが、その誘導員もこれまた見事な出来映えです。 実は、私。これだけでも感激してしまいます。
そしてエンジンに装着されたプロペラの素晴らしいこと!
今にも、唸りを上げて回転が始まりそうなそのディティールに、思わず手が出てしまいそうです。 いやいや、それはスケールモデルだからですよ!本物なら大変な事になってしまいますから!!
でもやっぱりプロペラはエンジンと一体となってこそその風格と威力が蘇りますね~! しこしこ削ったかいがありました。
一連の写真は、胴体の主要構造物を仮組して無塗装のまま撮影したモノです。
このままでも充分スカイレイダーが楽しめますので、暫くこの行程のままでひたすら内部構造を学習しても良いですね。
おっと!エンジンだけを降ろして別に展示するという、まるで航空機博物館のような楽しみ方もグッドですぞ。機体が大きいだけに迫力と存在感も半端ではありませんから!!
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戦略爆撃機B-17にも匹敵するペイロードを誇るスカイレイダーの離着艦って一体どんなものだったのでしょう!?
カタパルトの作動する大音響の中を満載装備でダッシュしてゆくスカイレイダー!
その臭い、風圧、振動、そしてまるで爆発するかのように空気を切り裂いて発艦して行くその姿!! ああ~もう想像するだけでも凄い迫力でしょうね~!!
そして帰投すればしたで、これまた強烈な衝撃を空母の甲板に打ち付けながら着艦してくるスカイレイダーの勇姿! まさしくタフガイそのものの姿だったことでしょう。
当然そのランディングギアは、頑丈そのものでなければその役割を果たすことは出来ません。そこでSWSスカイレイダーのキットには、精巧にモールドされたフル装備状態で沈んだ主脚を再現するものと、通常姿勢のもの2種を付属させました。あなたのお好みで採用を選択してください。
わたし? 私は勿論、両方を作ってみたいですね!
SWSスカイレイダーのランディングギアは、実物を正確に描写するために固定化としました。可動モデルではありませんのでお間違いなきように。
また、過重で変形したタイヤは、後日オプションパーツにて別売になる予定ですので、その発売もどうぞお楽しみに!
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一連の写真は、やや小型の海軍タイプのものです。ここでもショックアブソーバーの描写から、機体に取り付けの基部までを詳細にモールドしています。
あの大きな機体をこんなに小さな、しかもソリッドタイヤで、良くそのショックを受け止めたものですね。実に感心な尾輪君ではあります!
部品自体には回転機能がありませんので、ぜひあなたの手で回転可能に加工してやってくださいね。 ちょっとしたアイデアで躍動感がグッと加わりますから!
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次回、いよいよこのブログでは、気になるスカイレイダーのパッケージアートをご紹介しようと思います。目下、最終制作に入っています。
スカイレイダーとくれば、やはりアメリカ人の画家に頼まねば。と、新進気鋭の作家に描いて貰いました。
どうぞ次回をお楽しみに!!
造形村 オヤジ 重田英行
SWSへのご意見や質問、ご要望があればどしどしお聞かせください。