IPMSフロリダ2012報告記 その1

行って参りました!! 「IPMSフロリダ」
その熱気と興奮をオヤジブログに載せてお伝えします!

- 目次 -
  • ■ IPMSフロリダ2012報告記
  • ■ 壮大な会場になんと数千点を超えるコンテスト作品が参集!!

IPMSフロリダイベントが開催されるコンテンポラリホテル。
なんとホテルビル内部にモノレールがそのまま就航!
ホテルからディズニーランドに直行出来るのです!!

造形村「頑張れオヤジ賞」のトロフィーは誰の元へ!!
さあ、これから1万数千㎞を越えてIPMSフロリダへの旅の始まりです。
何も知らないメンバー6名。さてさてどんな珍道中になるのやら。
まだまだ余裕の顔にもご注目!!

SWSファンの皆さまこんにちは!
毎日暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょう。

行って参りました。IPMSフロリダ!

 今回から数回、私のこのブログにてその熱気と興奮をご報告いたします。

 どうかあなたも参加したつもりになって、この暑い夏、ひとときの息抜きにおつきあいください。

 IPMSとは「インターナショナル プラスチック モデラーズ ソサエティ」の略で、世界的な規模でプラモデルファン達がボランティア運営するホビー趣味の協会です。

 そしてその米国IPMSのイベント開催地が今回はフロリダ オーランドだったというわけなのです。

 造形村は前回のオマハ会場に比較してほぼ3倍の大きさのブースを展開!! 総勢6名でのベンダーブースとして参加致して参りました。

 さてさてその結果はいかに!?

 オヤジのIPMSフロリダ参加記の始まりです。

おはよ~!!関西伊丹空港に集合した「SWS開発チーム」のメンバー!
まだ飛行機が遅れていることも知らない幸せそうな顔がなぜか痛々しい!無情にも、この撮影直後に4時間の遅れを知らされるのでありました。

乗り継ぎのための成田空港でも食欲だけは旺盛な奴ら!
おいおい!そのVサインはなんなんだよ! つられてオヤジの私までにやけてしまっているぞ! そう。まだここは日本。日本語が通じるのです。

やれやれ、やっとシカゴ、オヘア空港に到着です。
でも遅延が響いて予定していた便には乗れません。入国手続きを済ませてしばし空港内のベンチで長い長い時間待ちとなりました。

ほらほらほら!とうとう我がSWSチームがフロリダに到着です!!
さすがはリゾート地オーランド。御覧の通り空港まで雰囲気がまるで違います。昼夜逆転の我々にフロリダの強烈な日差しはまぶしい~~!

グッドタイミング!先発隊によるレンタカーが到着。やれやれこれでホテルまでの足ができました。 しかもこの車。米国トヨタのシエナです。
6名と8個のバッゲージを丸々呑み込んでグングン走ります。

展示用の工具や用品、こんなに長いパイプだって現地調達がOKです。
なんたってここはアメリカです。何でも揃うホームセンターがどこにでもあり、実に便利! でも欲しいモノがいっぱいあるから私は行きません。

よう~し!アメリカ初のディナーはステーキじゃ! いいですね~若いって!! つい、私までその気になって、付いて来てしまいました。
よせばいいのに時差ぼけのお腹にステーキとは。

ほらほら、やっぱりステーキどころか、野菜でお腹がいっぱい!
もう肉どころではありません。でも若いモンはパクパクいつもの食欲です。どうなってるんだこいつらは!?

見てください!この惨状を!!ビールまで置いて、がんがん喰ってます!
ちなみに私はまだ野菜が終わらないという体たらく。
明日からが心配じゃ!

■日本出発は8月6日、関西伊丹空港から!

 今回の参加メンバーは私を入れて開発チーム達6名。
内、3名が英語が堪能。誰とでも、またどんな話だってぺらぺら、べらべらと自由な会話もお手の物です。

 ところが私以下3名は、あわれ全く英語が出来ましぇん!
出来るのは笑顔、握手、そして心からのハグという捨て身の攻撃があるのみ!(額ににじむ玉の汗)

 まさに文字通り「白兵戦闘専門の愚連隊」みたいなものです。

「んなもの!言葉がなんだ!身振り手振りがあるじゃあないか!」と、なぜか国内でのみ通じる空元気だけが頼りのいつもの3名です。

 さあ~今回も一体全体どんな結果が待ち構えているのやら!?

 関西伊丹空港発、成田経由、シカゴ、そしてオーランドまで空路約13時間!

 緊張と期待。
両方を顔面にみなぎらせた美少年6名の前に・・・・・!!

 おお~!なんと!
早くも最初の難関が待ち構えていたのですうぅう~!!

※「機体整備のために約4時間の遅れが出ております!」

 そ、そんな重大なことをしれっと言うなよおい!
JALの空港職員さんよ! 4時間の遅れなんて!

 そしたらシカゴで乗り換える米国国内便への乗り継ぎはどうなるのだ~~~! え?なんとかなりますったって!

 ほんまかいな~~!?

 ともあれ、まず成田にはどうしても行かなければなりません。関西伊丹空港からシカゴへの直行便は無いのです。
(何故無いのだ何故!?関西が田舎だからか!?)

 漠然とした不安を胸に、もう乗りかけた船、いや旅客機に乗らないわけには行きません。

 だ、大丈夫か?JALよ!

 この日、別働隊でオーランドに向かったANA便の方は無事に定刻通りの運行をしていたぞ!!

 貴重な時間を貧弱な設備の成田空港で無駄に過ごした6名。

 なぜかこんな時、こんなバヤイでもこの子達、食欲だけは旺盛です。
「う~む応えとらんなぁ!でも今は、それが却って頼もしいぞ!!」

 みんな今生のなごり、日本食はしばらくさよならかと、揃って「とんかつ」を注文です。

 ま、ここは「勝つ」につながる「縁起」を担ぎますか!
「すみませ~ん!注文~!」

 お腹いっぱい!!
気を取り直した造形村6名は無事シカゴ、オヘア空港を経由。
憧れのオーランド空港に到着したのです。

「おお~!!見よ!空港内からしてオーランドはリゾート気分満点じゃ~!」

 なにしろ、空港内をビーチサンダル、短パンのお兄さんお姉さん達が闊歩しているじゃないかえ! 着ている上着の色や柄もどこか南国のかほりがただよいます。

 真面目一路! 造形村日本軍の我々の服装が浮くこと浮くこと!
ここではまるで異星人みたいではないですか。

 しかも気温も相当暑いぞ! だが湿気は少なし!

 別働隊で先に到着していたスタッフがすでにレンタカーを借りて待機していてくれました!「うう~む幸先良し!」

 ウインカーを点滅させながらこちらにやってきたそのレンタカーはなんと! ボークスUSAも所有していた「トヨタ シエナ」ではないですか。
こいつは大きくて、しかもパワーもありますぞ。
何より米国製のトヨタ車です。懐かしいような懐かしくないような、どこか帰国子女みたいな車です。

 広々とした車内に6人分のスーツケースと人間を詰め込んで、まずはホテルに向かって出発で~す!

 そしてついでに最寄りのホームセンターへも会場設営のための買い出しに行かなければなりません。
展示用ポール素材、金具、布や工具など海外イベントへの参加とは、文字通り休むヒマなど無い過酷な業務の連続なのです。
ああ~~忙しい忙しい。

 ま、そこは私は総司令官なので落ち着いたモノでありますが・・・・。
(実は何も出来ない。)

 夜昼逆転の奇妙な腹具合とはいえ、到着第一夜の夕食も済ませました。でもここでもまた我が造形村の子供達は肉料理を喰いたいとのリクエストです。
よう~し! それなら日本には存在しない「ミート料理専門のバッフェ」みたいな店に繰り出して、肉ばっかりのディナーを選択じゃ!
(実はホテルの真ん前で行きやすかっただけ!)

 何やらそこは、店に入場する前に、番台のようなところで食べたい料理を写真で注文。あとはサラダやデザートがバッフェスタイルの、日本では見たこともないレストランです。

 私なんか、本命のステーキが来る前に、もうサラダでお腹がいっぱいです!

 じゅうじゅうステーキが来る頃には、上のまぶたと下のまぶた、そう、眠気が襲ってきて目を開いていられません。

 ところがどうでしょう!皆さん。
造形村の若いもんときたら、ぱくぱくムシャムシャ

 それはそれは食うこと喰うこと、若いことって凄いことですね~~!

 やれやれ、こりゃ~絶対に太るぞ!
と、一人私はため息を漏らすのでした。

一夜明けて一路会場へ!
緑の中を走るフリーウェイがとても心地良いドライブです。
おお~!!あれはマジックキングダムへのゲートではないか! いよいよ緊張感もサイコー! 心が高鳴ります。

■IPMS会場はフロリダ オーランド。 しかもディズニーランドの敷地の中!

 一夜明けて、いよいよ今日は開場一日前。

 イベント会場に初めて入場をする事が出来、事前の準備が開始できる日の到来です。
夜逆転の時差ぼけもなんのその、早朝に集合した造形村メンバーの志気はまるで天をつく勢いです!

「ゆくぞ~~!!」と、軽やかに我々を乗せたシエナはフリーウェイを快走です。

 どこか懐かしい、あの見慣れたアメリカの景色が車窓にどんどん流れて行きます。

 そうです!今回、IPMSフロリダが開催されるのはあの広大なディズニーランドの敷地の中にあるコンテンポラリーホテルのこれまた広大なイベントホールが会場なのです。

 いやはやその広さと来たら!
行けども行けども一面緑の森が続きます。

 フリーウェイからディズニーランドへの看板に従って、トヨタ シエナは結構なスピードで走り続けるのですがなかなかホテルどころか、コンベンションホールの建物にさえ辿り着きません。

 緑が続く中、幾つものゲートをくぐってやっとホテルの駐車場に到着しました。

会場に入る前に懐かしいアールさんと再開!
IPMSオマハ以来一年ぶりです! 今日から4日間。何かとお世話になります。彼のお誘いではるばるオーランドまで来てしまいました。

この広大なコンテスト会場を見よ!なんと隅から隅まで、この会場がいっぱいの作品で埋め尽くされる様は本当に圧巻そのもの!
とても一日では鑑賞できません。ふう~!

二ヶ月前に日本を旅立った造形村の荷物も無事到着を確認。さあ!ここから開発チームメンバーの活躍が始まります。 商品、完成作品、そしてアフターパーツから攻略本まで。お客様、来てくれるかな~!?

おっと~お!! まだ準備中なのに、早くも予約が入り始めましたぞ。
強気で用意した在庫の山が「予約」の札で次々に埋まって行きます。
心配していた心が感謝の気持ちで晴れて行きます。

ようやく造形村ブースも完成。明日はいよいよ開場第一日目です。はるばる日本からの参加に、果たしてお客様からどんな反応がいただけるか。 待ちきれない思いと不安が交差して、気が高鳴ります。

ううう~む。 ううう~~む。UUUUU~~MU。

さあ!! IPMSフロリダ第一日目の朝がやってきたあ~~!
オマハIPMSから一年! とうとうここまでやってきました。なんだかもう勝ったようなみんなのこのテンションにご注目!!

■ここでいきなり! なんとあのアールさんに遭遇です!

 そうなんです。一年前、オマハで開催された前回のIPMS会場で知り合ったアール ペトリキンさんが、会場前の駐車場で早くもベンダー達の案内をされているではありませんか!

 その懐かしい姿に造形村全員が歓声をあげます。

「ハ~イ アールさん!お元気!」

 一切合切を会員有志のボランティアで運営するIPMSならではの光景がいきなり目の前に広がっています。

 アールさんも満面の笑顔で我々を迎えてくださいます。
握手をすれば、それはまるで旧友に再会するような感動がおそってきます。

 なんてすがすがしい運営なんでしょう。
笑顔のアールさんが「ようこそフロリダへ!」と踊るような言葉と眼差しで私達6名の日本人を歓迎してくれます。

 挨拶もそこそこに、メンバーはSWS「ウーフー」の完成品の入った箱を抱えて会場に入場して行きます。
ぐ~ん~とエアコンの効いた冷たい空気がメンバーを迎えてくれます。

「うわわ~広い~~!!」「おお~綺麗~~!!」

 いつもながらアメリカIPMSの開催会場の広いこと!大きな事!

 そして豪華なこと!

 ベンダーブースのある会場の広さもさることながら、何なんでしょうこのコンテスト会場の広さと来たら!!
展示用机が広大な会場全面いっぱいに展開して参加作品の到着を待っています。
「ほんまにこれが作品で埋まるのだろうか?」 正直そんな心配が先に立ってしまうほどの広さです。

 私達、造形村のブースにも二ヶ月前に日本から発送した荷物が見事到着しています。
その山のような荷物を見て、やっと我々の顔にほっと安堵の表情がかえってきます。

 さすがはアメリカ、仕事が確実です。
(以前、フランスでのイベントではホテルの従業員の勘違いで我々の荷物全てが日本に送り返されてしまっており、途方に暮れた事がありました。)

 まず手始めはこの梱包の山を一つずつ開梱です。

 こんな時の造形村メンバーの仕事ぶりをみよ!
それはあなたにも見せたいくらいの鮮やかな仕事ぶりです。ひらりひらりと作業するその姿を見て、まさか彼等がSWSの設計の仕事やエンジニア達本人だと誰が気づくでしょうか。
またこの私だって、まさか造形村の社長自身がのこのことオーランドまでやってきているとは、よもやみなさん想像もされていないでしょうね。

 そんな中、軽やかなスタッフの動作によって、どんどん梱包が開かれて行きます。

 今回は、昨年、英国で開催されたIPMSテルフォードでの失態を繰り返すわけには行きません。
まさか第一日目で全ての商品が売り切れてしまうという失敗は再び繰りしてはならないのです。念には念を入れて、テルフォードブースの約3倍の商品を準備してきましたぞ。

 だからその荷物の多いこと!
震電、Ta152、スカイレイダー、そしてマスタングに各種のアフターパーツや攻略本(コンセプトノート)なども机の上にいっぱいです。

 まさか売れ残るのでは!?との心配が心をよぎるような物量です。

 すると・・・・・・・・!??

「え!?予約? ・・・・ ですか?」

 おっとぉ!!ここオーランドでも、早くもSWSに予約が入り始めます。
まだ事前準備、開場は明日なのに・・・・・・。
幸先が良いのか、はたまたお客様の気が早いのか!

 隣のブースのフレッドさんも「震電、予約ね!」と笑顔で、ご予約です。

 いやはや、開場準備が完了する午後7時頃には、すでに予約の札が満杯になってしまいました。
はるばる1万キロを越える旅をしてきた甲斐があったというのでしょうか。

 それともSWSの評判がいよいよ本物になってきた証というのでしょうか、今度は一転、もしかしたら今回も商品が足らなくなってしまうのではないか、との心配が頭をもたげて来る、開場前夜の造形村ブースでした。

 準備も完了。いよいよ明日、午前9時半の本開場を待つのみです。

 心をひかれつつ、静まりかえった会場を後にしたのでした。

(実は準備中にもかかわらず、造形村ブースには次から次に訪問者があり、その応対に時間が割かれてしまって、まいっていたのでした。終わらない立ち話の連続です。
それにしびれをキラしたIPMSのスタッフから時間オーバーということで退場を促されてしまいました。
気がつけば私達の周りだけに人だかりが続いていて、とうとう最後には、会場の照明が消灯されて、やっと人が引けはじめたというわけだったのです。皆さん、本当に模型、そして飛行機が好きなんですね。
IPMSスタッフの皆さまゴメンナサイ!!)

 いよいよ明日は開場一日目です!

 そして今晩は鋭気を養いつつ、かつ前祝いの「中華料理」が待っている!!
とばかり繰り込んだまではよかったのですが、おっと良いことはそうは続きません!!

 なんとここは見事に「はずれ!」 のレストランでした。

 うう~む。これでは明日どうなることやら~~と、その場で頭をかかえてしまう味とい言えば想像していただけるでしょいうか。
皆さんも知らない街の中華料理にだけはくれぐれも注意してくださいね。

 ではこの続きは数日後のお楽しみに!!

 

造形村 代表 重田英行

 

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