SWS 1/32 Bf 109 G-14の特徴とは

「Bf 109 G-14」3大ポイント

1/32スケール SWSキットで待望の「Bf 109」シリーズついに登場！カラー＆マーキングは、特徴的なハンマーがパーソナルマークの“Blue 11”と、JG4の飛行隊マークである甲冑を描いた “White 1”の2種を採用。

歴史上最も多く生産された傑作機中の傑作機「Bf 109」の中でも最大生産数を誇り、多くのサブタイプを生んだG型をSWSキットで各型の差異まで詳細に再現。組み立てながらその開発経緯まで学べるのもSWSの醍醐味。

これぞ「Bf 109」の心臓部！機種に搭載されたエンジンや武装など内部構造まで抜かりなし！DB 605エンジンの断面積そのままのコンパクトな胴体形状に、一撃離脱攻撃を得意としたBf 109の主翼とその内部構造までが、SWSキットならではの様式で詳細再現。

各部解説

エンジン・プロペラ・武装

Bf 109ならではの速度と敏捷性をもたらした滑らかな流線形の空力設計とは。
倒立V型液冷12気筒DB 605エンジンは断面が小さく、流線形のコンパクトな機体形状を実現。逆V字型に配置されたシリンダーにより、パイロットの視線に近いエンジン上部に武器を搭載することができ、射撃精度も向上した。機首上面武装はMG 131/13.2 mm機銃×2挺を装備。銃本体から横方向に突き出た排莢シュートを覆うためのこぶのように膨らんだカバーもG型の特徴。エンジン内を通るモーターカノンは、一部の機体では「Bf 109 G-14/U4」のように甚大な破壊力を持つMK 108/30mm機関砲に換装されたが、本キットでは初期に搭載されたMG 151/20mm機銃を採用。最大生産数を誇るG型の変遷を組み立てながら学べるのもSWSの醍醐味。

コックピット・キャノピー

合理主義の塊のように整然と構成されたBf 109独特のコックピットとは。
G型の後期には、パイロットの視界確保のため窓枠の少ないエルラ・ハウベ型キャノピーが導入され、中でもG-14ではアンテナマスト一体型の後期型エルラ・ハウベが採用された。さらに、座席の後ろに8mmの鋼板、風防の裏に60mmのガラス板、下部に13mmの鋼板と上部に60mmのガラス板を組み合わせたガーランドパンツァーが装備され、後方視界も改善された。コックピット内壁には、コックピットの後ろから下にかけて設置されたL字型の400リットル燃料タンクからの燃料有無確認用パイプが伸び、SWSキットでは実機同様にクリアパーツで詳細に再現。合理主義の塊のように整然と構成されたBf 109独特のコックピットにも、メッサーシュミットの天才的な才能が垣間見えるようだ。

主翼・内部構造

一撃離脱攻撃を得意としたBf 109の主翼とその内部構造とは。
Bf 109の主翼は、胴体側で固定された主桁が貫通する最も一般的なカンチレバー（片持ち）式で、自動前縁スラット付き。F型以降大型化されたラジエターフラップは、フラップ機能に加え、主翼上下面の間からラジエターを通った空気が流出する冷却器の役割も兼ねたクラムシェル型に変更された。また、下側の一枚だけを下げれば主翼後縁の下面のみを下げるスプリットタイプのフラップに、二枚とも下げれば単純フラップとなり、エルロンとの間にある単純フラップとも連動。SWSではこの特徴的なラジエターフラップを開閉選択式で完全再現。一撃離脱攻撃を得意とし、機能美あふれるBf 109の主翼構造を、SWSでじっくりとご堪能ください。

垂直尾翼

数あるサブタイプ中で最多生産数を誇るG型の多岐にわたる差異まで詳細に再現。
G-14は、多岐にわたったG型の最後期シリーズとなるG-10からG-16の中で最も多く生産されたサブタイプである。本キットでは、その生産数の多さから各部の形状や仕様の細かい差異が多いとされるG-14を、武装の異なる「U4」との違いも含めて詳細に再現。中でも特徴的かつ大きな違いのひとつである垂直尾翼にご注目。「ハルトマンモデル」ではG-6初期型から受け継ぐ背の低いものだが、本キットでは、G-6後期型から受け継ぐ大型のものを採用。稀代の名機Bf 109の機能美と豊富なディティール、組み立てやすさの全てを実現した、まさにSWS新時代の幕開けにふさわしい本キットを、ぜひあなたの手と目で味わってください。